5ヶ月ぶりのシート外し! 鉄道車両にも春到来


removesheet1.jpg 小樽市総合博物館(手宮1・石川直章館長)は、屋外に展示中の鉄道車両の雨や雪から守るために掛けられたブルーシートを5ヶ月ぶりに外した。
 4月16日(土)13:00から、同館職員やNPO法人北海道鉄道文化保存会(飯田勝幸代表)やボランティアなど総勢30名が、シートを外す作業に参加した。
removesheet2.jpg 構内の雪はすっかり溶け、夏期営業に向けて準備が進められる中、手宮ホームに展示中の蒸気機関車のシートから取り掛かり、車両に結ばれた紐をホームに寝そべって外し、一斉にシートを引っ張ると、5ヶ月ぶりに車両が現れ、春の温かな日差しを受けていた。
 北海道初の電化された時の電気機関車「ED75501号」に掛けられたシートも外され、真っ赤なボディが現れた。外されたシートは、同会の会員の指導のもと、手際良く畳まれ、来年のために保管された。
removesheet3.jpg 同館・佐藤卓司学芸員は、「2日間で25両を目標に、今日はできるところまで外したい」とし、シート外しを手伝う井口奏汰君(中2)は、「今回は2回目で、楽しみながら参加している。段々とコツを覚えた」と話した。
 なお、4月17日(日)も13:00から15:30頃まで実施し、参加希望者は、同館・エントランスホールに集合する。
 冬期間運休中のアイアンホース号は、4月29日(金)からの運行に先駆け、試乗会を、4月23日(土)・24日(日)の各日とも13:30と14:30に実施。11月3日(木)まで運行を予定している。
 小樽市総合博物館行事予定
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