"おたるワイン"ラベル変更 デザイン募集!


 北海道ワイン株式会社(朝里川温泉1)は、メインブランドの”おたる”のワインラベルを変更し、新たなラベルを道内のデザイナーに公募することを発表。
 国税庁が策定した果実酒等の製法品質表示基準の施行(平成27年10月30日)に伴い、現在、約15種類70%に使用しているメインブランド”おたる”のワインラベルの変更を余儀なくされた。
otaruwinelabel.jpg そこで、道内のデザイナーに、おたるシリーズの商品名・ロゴ・ラベルデザインを募集し、今年秋に採れたブドウのワインから新しいラベルを使用。来春には店頭に並ぶ予定。
 ワインラベルの表示ルールは、国産ワインにおいて、消費者にとって分かりやすく適切な商品を選べるようワインの産地を明確化すると、国が表示基準を定めた。
 国産ブドウ100%使用したものを「日本ワイン」とし、産地・品種・収穫年(ビンテージ)の3つを明記する。
 ラベルに地域名を表示する場合は、その地域で収穫されたブドウを85%以上使い、醸造も同じ地域で行わなければならない。それ以外は、ブドウ産地や醸造地が分かるように表示することが求められた。
 これまでの「おたる」を使用するには、小樽で収穫したブドウのみを使用することに限られるため、「おたる醸造○○○」と変更することとした。「○○○」には、品種名や色・味わい(赤・辛口・赤甘口等)を入れたもの、現行ロゴを基調としたもの、もしくはこれに代わるロゴをラベルに盛り込んだものを募集する。
 デザイン募集コンペの審査員を、社長と社員、小樽市・商工会議所・観光協会・物産協会から集め、審査委員会を結成し審査を行う。締切は6月下旬。7月中旬に審査会を開催し、9月中旬に新デザインを発表する予定。
 北海道ワインは、国産ブドウのみを原料とする日本ワインだけを生産し、日本ワインの販売数14,039klのうち、11.4%にあたる1,621klをシェアする日本ワイン生産販売最大のワイナリーを誇る。その中心となるブランドが「おたる」で、当社で作るワインの70%以上を占め、市場で出回る日本ワインでは最大。
  現在使われているラベルのロゴ「おたる」は、現会長が手書きしたもので、1980(昭和55)年から36年間使用され、親しまれている。
 関係者は、「日本ワインがクローズアップされる機会となり、日本ワイン最大のワイナリーである事が知れ渡る事になり、ピンチをチャンスに変えたい。日本一のブランドのデザインの募集となり、多くのデザイナーからの応募に期待したい」と話した。
 問合せ:0134-34-2181・FAX:0134-34-2183 北海道ワイン株式会社(〒047-8677 小樽市朝里川温泉1丁目130番地) 提出・応募用アドレス
 ロゴデザイン募集要項
 果実酒等の製法品質表示基準について
 北海道ワイン株式会社