バイクの安全講習会 白バイ隊が指導

 バイクシーズンを迎え、増加する二輪車事故を防止するために、「二輪車安全運転講習会」を、6月12日(日)9:00から12:00まで、小樽中央自動車学校(オタモイ3・辻弘雅校長)の場内コースを使って実施。バイクの走行音が周囲に響いた。
 講師は、北海道警察本部交通機動隊白バイ隊中隊「ノースウイング」の小笠原友里巡査長他2名が務め、市内をはじめ、札幌・余市からバイク愛好家40名が、バイクを持ち込み講習会に参加した。小樽警察署・庭田秀樹交通第一課長や同校職員15名が対応した。
biketraining1.jpg 交通安全に関心が高い「おたる運がっぱ」も登場し、講習参加者やその家族らを和ませていた。講習会の様子を見学に50名ほどのギャラリーで賑わった。
 9:30から二輪車運転前の点検について説明。その後、白バイ隊員からの個別指導が行われ、細い場所を走行する一本橋やスラローム・急制動・S字走行等の指導を受けた。参加者は、細い場所をバイクでゆっくりとバランス良く走行するなど、繰り返し練習した。
 ホンダドリーム小樽による二輪安全用品の説明があった。万が一の事故に備え、胸部や頚部、脊椎を守るバイク用のプロテクターの実演説明、タイヤの温度や空気圧が無線で分かるタイヤ・インカムを紹介した。
biketraining2.jpg その後、白バイ隊を先頭に3班に分かれ、走行講習を実施し、バイクの走行音を響かせながら、車体を傾けカーブ走行し、徐々に速度を速めて練習した。
 最後に、白バイ隊3名によるデモンストレーション走行を実施。華麗な走行に大きな拍手が贈られた。
 辻校長は「バイクシーズンを迎え、事故が増えている。皆さんに交通安全に気をつけてもらいたい」と話した。
 昨年の秋に免許を取得した余市在住の女性ライダー黒田さんは、自前のバイク400ccで参加、「緊張しながら講習に参加した。忘れていたこともあったので、参考になり良い機会となった。今後は大型免許も取りたい」と話した。
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