十人十色展 花のある暮らしを!


 花のある暮らしを楽しむ、マミフラワーデザイン展・十人十色展が、7月6日(水)から市立小樽美術館(色内2)市民ギャラリー2で始まり、庭に咲く草花を素材に多彩な作品へと変身させた。
mamiflower1.jpg 昨年に続き、テーマは”Herb&Aroma”。数種類のハーブや花々の香りと、押し花の額・リースなど多彩な作品が、来場者の目を楽しませた。
 マミーフラワーデザインスクール小樽指定教室・宮澤由佳氏が主催する同展示会は、5月中旬開講の小樽市開催のはつらつ講座「楽しいフラワーデザイン」の受講生など9名とアシスタント2名の宮澤氏を含む12名で、ドライフラワーやリース、ブーケや壁掛けなど67点を展示している。
 暮らしの中に花一輪、葉一枚を用いて楽しみ、ひとりひとり違って良いとの意味が込められている、十人十色展。
 会場に展示されている植物(ハーブ、野草)は、すべて宮澤氏の庭に咲いたものを使い、会場に使われている布を染める時にも使われている。
mamiflower2.jpg 3種類の太さのアルミワイヤーとリボンの花を使った、涼しげで夏らしいリースが展示され、中には、腕時計やピアスなどを飾ったリースもあった。
 生徒らによるボックスを使った思い思いのディスプレイでの作品展示は、乙女心満載で、エッグコマンダーや押し花などの作品が並び、ハツラツと楽しみながら作品作りに取り組む姿勢を感じる。
 紫陽花やトマトの花など色とりどりの花の押し花をふんだんに使用した壁掛け、20年以上も前に調香したモイストポプリ、ハーブの手作り石鹸、アロマグッズなど、花の魅力をアピールした作品に囲まれている。
 庭の花から採ったアマやルナリア、エキナセアなどの種子を、来場者に無料配布する心遣いも温かい。
mamiflower3.jpg 小樽在住の宮澤氏は、1982年に華道家元池坊に入門し、1985年に教授資格を取得。1987年に、幅広いジャンルを持ち、身近な花々を演出するマミーフラワーデザインスクールに入学。その後、キャンドルマスターや押し花、ハーブ、アロマテラピーアドバイザーなどの資格を取得し、講座や教室で多くの人を指導。
 吸水性スポンジや剣山などを使わずに、自然素材で花を立てたり挿したりして楽しむ手法を取り入れている。マミフラワーデザインの基礎と合わせ、宮澤氏のセンスでひと工夫し、多種多様な作品づくりに取り組んでいる。
 はつらつ講座受講生の梶川恭子さんは、「お花が好きなので受講し、ボケ防止に、初めて押し花を体験。丁寧に指導してもらい、1人ずつディスプレイした。今後も続けたい」と話した。
 宮澤氏は、「生徒さんの感性は若く関心している。ルールを決めて初めてディスプレイコーナーを設けた。この機会にぜひ、会場の花々に触れていただきたい」と話した。
 マミフラワー・デザイン展 十人十色展 Herb&Aroma
 7月6日(水)〜10日(日)10:00〜16:30(最終日15:00)
 市立小樽美術館(色内2)1階市民ギャラリー2
 マミフラワーデザイン
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