小樽に名車集結! 北海道クラシックカーラリー

 名車が道南エリアを駆け抜ける、北海道クラシックカーラリー2016が、7月9日(土)・10日(日)の2日間の日程で開催され、国内外の名車40台が参加。スタンプ会場のひとつに指定され小樽市にも名車が立ち寄り、ファンを魅了させた。主催は北海道クラシックカー実行委員会(中家秀信実行委員長)。
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 同ラリーは今年で3回目を迎え、札幌・函館間往復約700kmを走行。エントリーできるのは、1976年12月31日までに製造された車両で、ドライバーとナビゲーション役の2人1組で参加。
 競技はスピードではなく、事前に設定されたルートを法定速度内で正しく回り、ドライビングの正確さを競うもの。スタンプ会場に立ち寄り、通過したことを証明するスタンプを集め、公道以外の敷地に設置した計測エリア(PC会場)で、定められた距離間を決めた時間内で、どれだけ正確にに走行できるかを100分の1秒の僅差で競う。
 初日、道庁赤れんが庁舎前特設会場をスタートし、支笏湖・洞爺湖を経由、函館に到着。
classiccar2.jpg 2日目は、8:00に大沼公園駅をスタートして、新函館北斗駅(スタンプ会場)・江差町開陽丸前(スタンプ会場)・八雲町道楽部公園(PC会場)・蘭越町総合体育館(PC会場)・アップルポート余市(PC会場)を経由して、スタンプ会場のおたるマリン広場(合同庁舎前)を通過。
 同会場には、子どもから大人まで大勢の名車ファンが集まった。予定時間を30分ほど遅れた15:45頃、通過証明となるスタンプを入手するために、エンジン音を響かせて、続々と名車が姿を現した。子ども達も旗を振り声援を贈ると、ドライバーからは、見送りの子ども達に、エントリーナンバーのバッチをプレゼントする場面があり、子ども達は感激していた。
classiccar3.jpg 各車は、大勢のファンに見送られながら、ゴール地点のサッポロファクトリー西広場特設会場へ向かって出発した。
 今回エントリーした名車は、1959年のAustin A35、1967年のJAGUAR E-TYPE S-1 ROADSTAR、1968年のTOYOTA2000GT、1971年のNISSAN SKYLINE 2000 GT-Rなどで、エンジン音を間近で聞きながら名車に出会える絶好の機会となった。
 岩内町から訪れた名車に詳しい小学3年生の男子は、「知っている車もあったし、知らない車もあり楽しかった。スーパーカーやスポーツカーが大好きで、今日ここで見られるのを楽しみにしていた」と満足した様子だった。
 北海道クラシックカーラリーHP