タンクローリー車の事故防止! 消防本部が立入検査


tankrole1.jpg 小樽市消防本部(花園2)は、タンクローリー車の立入検査を、8月30日(火)・31日(水)の2日間、9:30から12:00まで、小樽市市民防災研修センター(天神2)で実施している。
 灯油等の暖房用燃料の需要が増加する時期を控え、こられ燃料の配達に使用される車両の危険物に係る事故を未然に防止することを目的に、毎年この時期に行っている。
 今年度は、市内を常置場所とするタンクローリー車(移動タンク貯蔵所)129台のうち、約65台を実施。残りは、常置場所へ消防職員が出向いて全てを検査する予定。
tankrole2.jpg 初日の30日(火)は、約30台が会場を訪れ、消防署予防課職員2名をはじめ、塩谷出張所と同消防署から12名が対応にあたった。
 消防法の規定に基づき、危険物(灯油・軽油・重油・ガソリンなど)の貯蔵や取扱いに関する定期点検の実施記録書(3年分)やタンクローリー危険物取扱者の免状や講習の確認など、会場内の車庫で書類検査を行った後、適合状況を1台ずつ検査した。
 ホースやタンクの腐食や漏れ、2本搭載義務付けの消化器の点検、積載しているものの表示などを細かく点検。徹底的に検査し、不備をなくすよう指導した。
tankrole3.jpg 消防本部予防課保安指導係小林直弘消防士長は、「危険物を積み込むため、取り扱いには細心の注意をはらうように指導している」と話した。
 この他、11月には、警察署と合同で、タンクローリー車の抜き打ち検査を実施、厳しいチェック体制で、事故を未然に防止している。
 市内オタモイからの参加者は、「タンクローリー車に乗って14年目。点検は必要なこと。事故のないように努めたい」と話した。
 小樽市消防本部HP
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