11期連続で持ち直し しりべし経済レポート


 北海道財務局小樽出張所は、後志管内の経済情勢を伝える『しりべし経済レポートVol.80』を発行。平成28年8月31日(水)11:00から、小樽地方合同庁舎3階で皆川功所長により発表があった。
0831keizaireport.jpg しりべし経済レポートは四半期ごとに年4回発行されており、今回は平成28年4月から6月期までの情勢が報告された。総括判断としては前回(平成28年1月~3月期)に引き続き、「管内経済は持ち直している」とした。今回で11期連続して判断を据え置いた。
 項目別の判断については、「個人消費」、「生産(水産加工と生コン)」および「雇用」については、前回判断を据え置いたが、「観光」、「住宅建設」は前回より下向き、「公共工事」については、上向きと判断した。
 ただし、各項目については、前年同期と比べた伸び率を前回と比較して判断していることから、「観光」については、マッサン効果で急激に観光客が増加した伸びが、鈍くなったことにより下向きの判断を行ったが、観光客数は以前、好調に推移してきているのが実態であるとの説明があった。
 また、「公共工事」については、新幹線のトンネル工事や高速道路の工事など大型の工事が上向きの判断に寄与したと思われるとした。
 後志経済レポートVol.80