10月1日は"赤い羽根" 共同募金開始


 10月1日から全国一斉に「赤い羽根街頭募金」が始まった。
 赤い羽根で知られるこの募金運動は、1947(昭和22)年に国民たすけあい運動に始まり、今年で創設70周年を迎え、寄せられた寄付金は、福祉団体や施設、被災地の復興活動など多くの事業に助成している。
akaihane1.jpg 小樽では、1日(土)朝から、赤十字奉仕団が募金活動を実施。11:30からは、小樽市共同募金委員会前田正夫会長、小樽市社会福祉協議会野坂和弘会長、森井秀明小樽市長、小樽市議会横田久俊議長、ホワイトウイング、たんぽぽ文庫、おたるこども劇場などの個人・団体ら約20名が、小樽駅前周辺で3ヶ所に分かれて、通行人に募金を呼びかけた。運がっぱもかけつけ、会場を明るく盛り上げた。
 募金に協力すると、赤い羽根を胸元につけ、子ども達には、しおりやドラえもんがついた缶バッチをプレゼントした。
 前田会長は、「町会・赤十字奉仕団・民生児童委員・学生ボランティアの児童、生徒らが、多数の方々に街頭募金・戸別募金・学校募金などを呼びかけ実施している。本日から、この活動が始まったことをお知らせする温かい呼びかけをお願いします」と挨拶した。
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 第1ビル歩道橋下や駅前信号機前、小樽長崎屋店舗前の3ヶ所に分かれて実施。「募金活動に協力してください」と呼びかけ、通行人は、カバンから財布を取り出し、笑顔で協力していた。
 おたるこども劇場杉原優子代表は、「いつも赤い羽根募金から助成をいただき感謝している。今日は皆さんと街頭募金活動に参加でき、嬉しく思う」と話した。
 小樽市共同募金委員会の報告では、本日の街頭募金の総額は12,944円。昨年度は15,206円。平成26年度は13,420円だった。小樽市で集められた募金は、北海道共同募金会に全額送金し、そこから小樽市社会福祉協議会や市内の団体小樽市老人クラブ連合会、小樽ゲートボール協会、小樽市障害者スポーツ協会や保育園など様々な団体を助成している。
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 平成27年度の同募金運動の結果は、目標額1,300万円のところ、1,206万円、1世帯平均191円。道内人口10万以上の9都市の世帯平均額150円よりも上回る結果となった。
 創設70周年を記念して、小樽市民生児童委員協議会・小樽市赤十字奉仕団・小樽市老人クラブ連合会・双葉高校など、活動に貢献した団体へ特別表彰を贈る予定。
 なお、10月8日(土)は、双葉・商業高校など市内の高校生がイオン小樽店(築港11)前、9日(日)は、おたる水族館(祝津3)の協力により街頭募金活動を実施する予定。
 小樽市社会福祉協議会共同募金事業
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