掖済会病院で火災防御訓練!自衛消防隊40名参加

 10月15日(土)から始まる「平成28年度秋の火災予防運動」に先立ち、14日(金)15:00から、一般社団法人日本海員掖済会小樽掖済会病院(稲穂1)で、火災防御訓練が実施された。
 この建物は、地下1階地上7階の鉄筋コンクリート造で、昨年(2015)11月に完成。今回が初めての訓練となった。
1014firetraining1.jpg 小樽市消防本部(署)29名と小樽市消防団(第4分団)4名の計33名、同病院自衛消防隊40名が参加した。小樽警察署からは、道路での車の誘導などの協力があった。出動車両は、化学車・ポンプ車・はじご車・救急車など7台。
 15:00頃、同病院2階の空調機械室から出火。自衛消防隊が初期消火し、119番通報及び避難誘導を実施したが、屋上と2階に病院関係者2名が逃げ遅れたという想定で、救出活動と消火活動を実施した。
 アーケード街に隣接し、小路に挟まれた建物のため、狭い場所での訓練となった。サイレンの音とともに、消防車両が現場に到着。消防署員は迅速に行動。40m級のはしご車を使い、逃げ遅れた職員を屋上から救出した。
1014firetraining2.jpg 2階からは、ダミーの怪我人を救出し救急車で搬送。最後に、4ヶ所から一斉放水をして消火活動を行い、訓練は終了した。
 同署・奈良信弥署長は、「秋の火災予防運動期間に合わせ、昨年オープンした建物で初めて訓練を実施した。大勢の職員も参加し、訓練を通じて市民の方にも火災予防をアピールできたと思う。避難誘導も放水も円滑にできた」と講評を述べた。
 小樽市では、暖房機器の使用等により火災が発生しやすい時期を迎えたため、10月15日(土)から31日(月)までの17日間、秋の火災予防運動を実施する。
 平成28年度秋の火災予防運動
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