流派を超えた書道家集う! "小樽書遊会"作品展


syoyukai1.jpg 第15回小樽書遊会(北川稲谷会長)の作品展が、10月19日(水)から23日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開かれている。
 同会会員18名と賛助出品者1名の19名による課題漢字と臨書や創作のバラエティに富んだ作品が、流派を超えて一堂に集まり来場者の目を楽しませている。
 今年の課題文字は「墨」。会員それぞれの持ち味を活かした大小様々な「墨」の文字が掲げられ、同じ文字とは思えないほど、太さや崩し方などオリジナリティ溢れた作品に仕上がっている。
 手本を真似て書く臨書と、墨の色や文字の配置など様々な書き方がある創作など、出品者が気に入ったものを持ち寄り、ほとんどが新作となっている。
syoyukai2.jpg 先日開かれた書道展で、市展賞を受賞した赤井冀安さんも同会の会員で、ここでも篆刻作品を出展した。
 矢田部雅邦さんが書く「墨」は、のびのびとおおらかさをイメージする文字で、もう1つの作品は、空海「風信帖」から、これまで書いていなかった箇所に挑戦。何枚も練習し、他の会員に見てもらったりして最後に書いたものを出展した。
 北川会長は課題漢字と創作3点を発表。茶室に飾ろうと小さめの作品にしたという。「様々な流派が集まって展示され、課題漢字は、同じ文字からそれぞれの違いを楽しんでもらいたい」と話した。
 第15回小樽書遊会展 10月19日(水)〜23日(日)10:00〜17:00
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料