13期連続持ち直し! しりべし経済レポート


 北海道財務局小樽出張所(皆川功所長)は、11月24日(木)11:00から、合同庁舎(築港11)3階で記者会見を開き、「管内経済は持ち直している」と発表。
 総括判断としては、前回(平成28年4月~6期)と比較して今回(平成28年7月~9月期)は、「管内経済は持ち直している」とし、12期連続で判断を据え置いた。
zaimukyoku.jpg 同出張所は、後志管内の経済情勢を伝える『しりべし経済レポートVol.81(平成28年7月~9月期)』を発行。同レポートは、年4回(2月・5月・8月・11月)四半期ごとに、管内の経済動向を調べ報告している。
 項目別では、「観光」はNHK連続テレビ小説「マッサン」の効果が大きく、多くの観光客が訪れた前年に比べて、国内観光客は減少し下回ったが、韓国などアジア圏からの外国人観光客が牽引し、全体としては好調を維持している。
 「住宅建設」は、新設住宅着工戸数は貸家が増え、主に、ニセコやルスツの従業員住宅が増えたことにより、前年を上回った。
 一方、「漁業動向」については、水揚量はホッケ・カレイ・ヒラメなどが増加したが、サケ・マス・イカが減少し、前年を下回った。水揚金額もナマコ・サケ・マス・ホッケなどが減少し、前年を下回った。
 また、「輸入・輸出」についても、ロシア向けの自動車の減少、アメリカからの米やとうもろこしも減少し、前年を下回った。
 「雇用」については、新規求人数は、医療・福祉・運輸・郵便業が増加したが、宿泊・飲食サービス業・卸売・小売業・サービス業などが減少し、前年を下回り、改善の動きが続いている。正社員を希望する求職者は、正社員求人が少なく厳しい状況だという。
 しりべし経済レポートVol.81
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