小樽育成院介護相談フェア 施設紹介と相談会


 社会福祉法人小樽育成院(オタモイ1)は、11月29日(火)・30日(水)の2日間11:00から16:00まで、長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共広場で、介護相談フェアを開いている。
kaigosoudan1.jpg 介護負担を抱えている人や介護サービスを受けている人、また、受けたい人の介護に対する相談や悩みについて、介護保険・介助技術・同施設の紹介などを目的に開かれ、8回目を迎えた。
 会場では、パネルや写真を展示して紹介し、同施設の管理者や相談員5名が常駐し対応している。
 相談では、将来的に入所を希望する人が費用やサービスについて、除雪問題やゴミ出し、買い物など深刻な問題を抱えている人の相談も多いという。
kaigosoudan2.jpg 同法人は、養護老人ホーム小樽育成院・介護老人福祉施設特別養護老人ホームやずらぎ荘の2施設と、通所介護事業所オタモイデイサービスセンター・居宅介護支援事業所オタモイケアプランセンター・小樽市北西部地域包括センターの3事業所で構成されている。
 市内で唯一の養護老人ホームの小樽育成院は、自宅生活が困難な65歳以上を対象に、収入額により費用負担が異なる。利用定員は200室(200名)。
 要介護度1以上を対象した短期入所生活介護を目的としたやすらぎ荘は、利用定員100室(100名)のほか、ショートスティ15室がある。
 通所介護事業所オタモイデイサービスセンターでは、約60名が登録し、1日平均18名が10:00から15:30まで送迎付きで利用している。
kaigosoudan3.jpg 同センターの加藤公章生活相談員によると、6割に軽度の認知症がみられ、健康チェック・日常生活活動訓練や入浴・食事のほか、希望者には、市内市場への買物ツアーや仁木きのこ王国へバス遠足に出かけこともある。また、月1度の音楽セラピーは人気があり、毎回90%以上の出席率となる。
 施設の内容を紹介した資料を配布したり、自宅でできる簡単な体操の紹介や車椅子乗車体験なども行われた。
 初日は、開始後、関心を持つ多くの人々が来場し、生活相談員らは法人の内容を説明し、高齢者が抱えている相談に丁寧に対応していた。
 なお、小樽市デイサービスセンター連絡協議会が主催する、第3回デイサービス合同作品展を、12月7日(水)から9日(金)まで市立小樽美術館(色内1)で開催する。
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