ほほえみフェスタ!手作り作品即売会


hohoemifes1.jpg 小樽市内15団体が参加する「小樽ほほえみフェスタ2016」が、12月8日(木)・9日(金)の2日間、長崎屋小樽店(稲穂2)1階・2階公共プラザで開かれている。
 市民に障がい者の理解と認識を深めてもらおうと、小樽市「障がい者週間」ほほえみフェスタ実行委員会(岩佐敦会長・小樽高島福祉会施設長)が主催。障がい者週間(12月3日~9日)に合わせ、啓発事業の一環として開催。
 参加団体は、小樽市社会福祉協議会・小樽市身体障害者福祉協会・小樽肢体障害者福祉協会・小樽ろうあ協会・小樽市保健所・特定非営利活動法人ステップアップおたるなど、市内9つの施設の15団体が参加した。
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 各施設の利用者が力を出し合って制作に励んだ手作りのパンや菓子、木工品・手芸品・籐工芸品などが格安で販売され、利用者も交代で販売員となって接客し、和やかな即売会となっている。
 小樽市では、1991(平成3)年に、障がい者団体・施設・ボランティア団体などを構成団体とする、「障がい者の日」啓発活動実行委員会を発足。2004(平成16)年の障がい者基本法の改正に伴い、12月3日から9日までを「障がい者週間」と定め、国・地方公共団体・関係団体等は関連事業を実施。これに伴い、2005(平成17)から、小樽市「障がい者週間」・ほほえみフェスタ実行委員会として活動を続けている。
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 自立支援B型のエーアイワークス(花園)では、現在、30歳から70歳代までの男女16名が通っている。利用者みんなで手作りした、クリスマスリースや手編みの靴下などが並んだ。中でも牛乳パックから作った葉書きやコースターは、たんぽぽやアスパラの花で染めた優しい色が特徴。運河の絵が描かれたポストカードも人気がある。
 自分達で作ったものを販売し喜びを感じてもらおうと、利用者が交代で販売を体験している。女性職員は「心を込めて作った色々な品を、多くの人に使ってもらいたい」とPRした。
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 特定非営利活動法人ステップアップおたる(長橋)は、椅子や箸・木べら・スプーンの木工品やクリスマスリース、ふくろうの飾り物など、一生懸命に取り組んだ品々が並んだ。
 小樽四ツ葉学園(桜)では、南蛮味噌や新豆・乾燥椎茸、手芸品・ビーズや籐工芸品を販売し、会場は、心の込もった作品を買い求める人が行き交った。
 1階では、肢体・聴覚障がい者合同書道教室の作品13点と同絵画教室の作品8点、籐で作ったダストボックスとトイレットペーパー入れ10点、同写真教室の12点を展示し、買い物らが足を止めて見入っていた。同教室は、身体障害者福祉センター(稲穂)を会場に、月1〜2回、カメラ教室は、年3回撮影会に出かけている。
 小樽市保健所では、8日(木)のみ、こころの健康相談について書かれたティッシュ1,000個を配布した。9日(金)も、同じ内容で10:00から17:00まで開催する。
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