たるっこ食堂 第1回目を開催!


tarukkodining1.jpg 小樽商科大学2年・白戸敬登さんが中心となり、フードバックやこども食堂を運営する「CREAM」が、2月14日(火)15:00から19:00まで、小樽ポッケ(緑1)で「たるっこ食堂」をスタートさせた。
 子ども達への周知不足で、スタッフやボランティア、近隣住民ら大人ばかり16名の参加となった。今後、年間の経費を算出し、クラウドファンディングで資金を集め、周知方法などの体制を整えて行く予定だ。
 たるっこ食堂は、子どもから高齢者まで幅広い世代が交流し、大勢で食卓を囲むことでより楽しく温かい時間となり、悩みを打ち解け合える居場所を作ることを目的としている。本日から毎週火曜日に定期的に開催する。
tarukkodining2.jpg 白戸さんは、バイト中に賞味期限切れ間近の食品を廃棄するのを見て、本気プロで「フードバンク活動」を実施し、その活動で集まった食品を利用して地域支援に繋げようと考え、本気プロの活動が終了した後も、より発展させ継続している。
 これまで、ひとり親世帯の子どもを対象に「子ども食堂」を2016年6月18日に開催し、こども16名と保護者6名が参加。
 2017年1月19日(土)には、小樽市生活サポートセンター「たるさぽ」や小樽ソーシャルワーカー連絡協議会「そある」の主催で、市内に子ども食堂をつくろうプロジェクト「ふくし100人会議inおたる」を開催し、福祉関係者など70名が参加し、子ども食堂開設へ向けての知恵を絞った。小樽ポッケの家で200円食堂を12月と1月の2回開催し準備を進めてきた。
 15:00頃から活動に賛同した市民らが集まり、食事の支度を手伝った。本日のメニューは、ごはん・豚汁・ポテトサラダ・冷奴、フードバンクで集まった企業提供の味噌や鰹節、デザートにカップケーキも並んだ。17:30から和やかな雰囲気の中、参加者全員で心のこもった食事を楽しんだ。
tarukkodining3.jpg 高島在住の60代男性は、「商大生が中心となり、他人同士が集まり、まちづくりに繋がる」と期待した。
 白戸さんは、「子ども大人も楽しめる居場所となり、この活動が安定期に入れば、たるっこ食堂に来ていた人が、後々、自分の住む地区でも開いてもらえればと思う」と話した。
 開催場所の小樽ポッケは、元保健所長の秋野恵美子さんが管理する住宅で、クリニックを併設し昨年6月に開設した。秋野さんも運営スタッフとして協力している。2世帯住宅の建物で11室あり、台所・トイレ完備。団体や個人にも貸出している。高校生までは無料で、その他は1人1時間100円の使用料で予約が必要。
 秋野さんは、「誰が来ても良く、何をするかは来る人が決め、やりたいことを実現する場所。ここでテレビを観たり、昼寝しても良い。いずれは認知症を支援するのに使いたい」と話した。
 今後、たるっこ食堂では、15:00過ぎから、学校帰りの子ども達が集まり、一緒に宿題をしたり遊んだり、その間スタッフは夕食の支度をし、その後、みんなで夕食を囲み、片付けも参加者全員で行ない、19:00に子ども達は解散。なるべく家族の迎えがほしいとのこと。
 次回は2月21日(火)。参加希望者は、「CREAM」へ問合せが必要。
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