ラーメン店のポスターが面白い!


 アートディレクション(美術表現、芸術表現を用いた総合演出を手がける職務)会社のUNIdesign(幸3・佐藤じんたん代表)は、若者の夢に手を差し伸べようと、駆け出しのイラストレイター美南さんとラーメン店龍鳳と協力して、同店新メニューを宣伝するポスターの制作を企画。
 3月1日から同店内に完成したポスターを掲示し、来店客から注目を集めている。
ryuhoposter1.jpg 小樽出身の佐藤代表は、持つ人の個性を表現した名刺やチラシ、企業のロゴなどを制作するアートディレクターで、UNIdesignを2016年4月に開業。
 デザインを通じて、市内外で活動する多ジャンルのクリエイターに、実績とビジネスのチャンスを与え、協力した企業には宣伝効果を得ることを目的に「クリエイターコラボコマーシャル(通称CCC)」を企画。その第1弾目が完成した。
 小樽あんかけ焼そば親衛隊協力店の同店主・太田友樹さんは、創作力溢れるメニューを開発。昨年のクリスマスから発売を開始した新メニュー「G.B.H.ホルモン&胡麻味噌焼きそば」を、漫画的表現でPRしようと企画した。
 キャッチコピーの”絵になる美味さ”やレイアウトは佐藤代表が考え、写真はプロカメラマンに依頼。新作焼きそばを食べたサラリーマンがあまりの美味さに絵になってしまう様子を、美南氏が漫画で上手く表現している。
ryuhoposter2.jpg A1サイズのポスターに、白黒の漫画世界にカラー写真の新あんかけ焼きそばが、見る人にインパクトを与えている。店内のテーブルには、他のメニューよりも目立つように、卓上ポップサイズに縮小して置かれている。
 太田店主は、「面白い企画に賛同し、応援していきたい。もっと若者にやりたいことを挑戦してもらいたい。店内のポスターを見て注文するお客さんも多い」とポスターの手応えを感じている。
 佐藤代表は、「関わったすべての人が期待する結果が出せるようにしたい。小樽のクリエイターの方に、作ることは楽しいので連絡してもらいたい。美南さんには、クオリティを高く要望。今後の仕事への自信に繋がれば」と話した。第2弾については構想中とのこと。
 小樽出身の美南さん(32)は、生き生きとした絵・伝わる絵を目指し、主にインク画や色鉛筆画を制作している。視野を広く持ち、様々な業界の仕事にチャレンジしたいとのこと。
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