4月18日の「発明の日」を含む、4月17日(月)~23日(日)の科学技術週間に合わせ、小樽市総合博物館本館(手宮1)と小樽発明協会の共催で、22日(土)同館2階研修室で、円板型紙トンボ作りが開かれた。
科学技術週間は、科学技術の理解と関心を深め、日本の科学技術の振興を図ることを目的として、1960(昭和35)年2月に制定され、全国各地で関連したイベントが開かれている。
小樽少年少女発明クラブの佐藤郁雄氏が講師を務め、市内小学1年生~5年生の12名が参加した。
竹トンボの原理を活用した厚紙の直径15.5cmほどの円板型の紙トンボ作りに挑戦し、参加者は熱心に工作に取り組んだ。
佐藤氏は、はじめに竹トンボの原理について説明し、工作に使うカッターやハサミを安全に使用するよう注意した。
下書き通りに円形に切り抜き、3箇所にカーブの折り目をつけたり、重みで力を加えるためのプロペラの端を円形のリングで繋ぎ、回転力をさらに加えるために、まわし棒にリングをつけ、糸を巻きつけて勢い良く引き、回転力を強めるいくつかの工夫を施した。
参加者は、完成した紙トンボを早速、飛ばしてみると、天井まで飛ばせたり、勢い良く飛ばすことに成功した。
工作や実験が好きな小鷹優爾君(小1)は、「内側を切る所がとても難しかったが、遠くまで飛ばすことができて楽しかった」と話し、母親は、「発明クラブの入会を考えている」と話した。
同クラブ生が全国少年少女チャレンジ創作コンテストのために制作した「からくりパフォーマンスカー」を披露した。動力車と山車を連結する仕組みで、ウミネコの家族が走行する様子をみんなで楽しんだ。
同クラブは、小樽商工会議所(稲穂2)が事務局となり、小学4年生から中学生までの10名程度を対象に、同館で第2・4土曜日に、自分のアイディアを活かした作品を製作し、発明作品展に出品している。
子ども達にものづくりの楽しさを知ってもらおうと、出来上がる前のからくりは、どうなっているのか会員全員で考えながら工作活動をしている。
昨年度は5名が参加。2017(平成29)年度の参加希望者を募集している。
問合せ:0134-22-1177・FAX:0134-29-0630 小樽経済センター内少年少女発明クラブ
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