おもてなしの心! 案内人マイスターに3名合格


 小樽観光大学校(森井秀明校長)が、3月19日(日)小樽商科大学で実施した、第9回おたる案内人検定試験の最高位「マイスター」に、市内在住の小山克満さん(70)と菊池修二さん(40)、札幌在住の本間慶勇さん(63)の3名が合格した。
 合格証授与式が、5月12日(金)10:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で開かれ、関係者が祝福する中、森井校長から合格証が手渡され、合格者の栄誉を称えた。
otarumeister1.jpg おたる案内人1級・2級試験は、小樽を多くの観光客が訪れ、小樽の持つ真の魅力に触れてもらうため、小樽観光の本質を捉えた人材育成を目指す認定制度で、2007(平成19)年1月に始まり、今年14回目を実施。最高位のマイスター試験は、2008(平成20)年4月に始まり、今回で9回目を迎え、有資格者累計は、マイスター43名・1級451名・2級413名の計907名となった。
 1級合格後に受験できるマイスター試験は、択一式問題・記述問題と総合記述問題70点以上で合格。事前に課題提出やボランティア体験などで評価点や体験ポイントが検定の点数に加点される「合格サポート制度」を導入している。
 この度の試験では、4名が受験しその内3名が合格を手にした。
 小山さんは、小学校の教員を退職後、小樽観光ガイドクラブに加盟。2013(平成25)年に1級に合格後、2度目の挑戦で合格した。「小樽に長年住み、町並みや歴史に興味があり、さらに学びたいと思い受験。ガイドクラブに入り6年目となり、一期一会のつもりでガイドをさせてもらっている。市民全体がもてなしと感謝の気持ちを持つ意識を向上させる架け橋になりたい」と話した。
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 本間さんは、定年退職後、船見坂(稲穂3)にあるレンタル自転車「きたりん」の代表を務め、札幌に自宅があるが、雪が融けてからは小樽で生活。昨年1級に合格し、初挑戦で合格した。
 「小樽が好きで、自分の楽しみとして受験。6割は、お客さんへのおもてなしのために、資格を持っていた方が良いと思い勉強した。小樽の観光のまちづくりに貢献できればと思う」と合格を喜んだ。
 小樽出身の菊池さんは、山上菊池商店駅前店(第一ビル2階・青果業)の店主で、小樽市民食堂マネージャーを兼務。2014年(平成26)年に1級に合格し、初挑戦で合格を果たした。
 「八百屋を営み、小樽や後志の野菜の魅力や博物館や北運河、小樽公園を盛り上げたい。マイスターの経験や知識がまだまだ不足しているので、今後も勉強を続け、マイスターとして、いろいろな人と話しまちを活性化させたい」と抱負を述べた。
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