薬物乱用防止等のキャンペーン! 小樽税関などが実施


zeikan1.jpg 財務省関税局(税関)は、5月18日(木)15:00から、水際取締りを一層強化し、薬物乱用防止啓発や密輸に関する情報提供を目的に、「薬物乱用防止等街頭キャンペーン」を、小樽駅前で実施した。
 小樽警察署9名と小樽海上保安部4名、函館税関小樽税関支署5名が合同で、北海道警察シンボルマスコット「ほくとくん」と、海上保安庁マスコットキャラクター「うみまる」と、税関イメージキャラクター「カスタム君」も協力。
zeikan2.jpg 駅を利用する観光客や市民などに、海外旅行者へ甘い誘いに乗って覚醒剤をはじめとする不正薬物の「運び屋」となるケースが増えているため、注意を促すチラシと密輸撲滅を訴えるメモ帳とボールペンなどが入った啓発物200部を配布した。
 函館税関小樽税関支署・菅原管理課長は、「啓発活動を通じて、税関の仕事も皆さんに知ってもらいたい」と話した。
 小樽税関支署の摘発事例では、2014(平成26)年12月に、小樽港に入港したカンボジア王国籍貨物船の乗組員ロシア人2名と日本人1名が密輸しようとしていた覚醒剤約27kgを発見し摘発した。
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 最近では、新千歳空港で、偽装クレジットカードを発見し摘発するなど、海外からの密輸などが後を絶たない。函館税関では、覚醒剤などの不正薬物や銃器等、知的財産侵害物品や偽装クレジットカードなどの国内の流入を水際で阻止するための取り締まりに全力を上げている。
 また、中学校や高校での薬物乱用防止教室(税関教室)を受け付けている。どんな仕事をするのか、不正薬物の取り締まりについて、ビデオやスライドで分かりやすく説明し、現在まで、札幌市内6校の高校で実施している。
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