小樽初の夏日26.1℃!道内6地点で観測


 5月19日(金)、高気圧に覆われた北海道は気温が上昇。女満別は30.8℃(14:18)を記録。網走・北見・紋別地方の6地点で真夏日を記録。暑い日となり、今年初めての食中毒警報を発令した。
0519weahter.jpg 小樽では15:13に26.1℃を記録し、今年初の夏日となった。蜃気楼シーズンも真っ只中で、朝里海岸から観測した雄冬岬や船舶の上位蜃気楼が発生した。
 観測に成功した柴田進さんは、「午前10:30頃より雄冬岬の形が変わり、おもしろい姿を見せ、また祝津にある高島岬沖の岩礁が伸び上がったり、近くを航行する小型船舶がユニークな姿を見せ始めました。
 しばらくすると海上を航行する大型船舶が蜃気楼化し、伸び上がったり、縮んだりするなど刻々と姿を変えます。これが実におもしろい。

柴田進さん提供

 このように海水温より気温が8℃~10℃以上上がって、風が弱いと蜃気楼現象が起こりやすくなります。ぜひ皆さんもご自分の目で見て、自然の不思議さを味わっていただければなと思います」と、コメントした。
 厩岸壁では、釣り人の姿も見られた11:00頃、同岸壁から港内を泳ぐイルカを発見したと市民から投稿があった。釣り人の話では、朝早くから回遊していたそうだ。
 16:00過ぎ、手宮中央小学校1年生の男の子は、暑いため半そでのTシャツ姿で、祖母と一緒に凧揚げを楽しんでいた。北防波堤では、風が強く吹き、蜃気楼現象の石狩のタンク群が縮んで見えた。

 17:00には、新日本海フェリーの新造船らべんだあが新潟港へ向けて出港した。
 手宮陸上競技場では、5月24日(水)~26日(金)開催の、北海道高等学校陸上競技大会小樽支部予選会に向けて、各高校の陸上部員は練習に励んでいた。
 20日(土)の道内は、晴れ時々曇り。海上では霧のかかる所があり、気温は平年並みか5℃前後高く経過する見込み。
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