米艦船"マスティン"入港!4団体が反対申入れ


 連合北海道小樽地区連合会(佐々木克夫会長)をはじめ、後志平和運動フォーラム小樽連絡会(岩代真由美代表)、民進党小樽支部(川澄宗之介代表)、民進党小樽市議会議員会(林下孤芳会長)の4団体が、6月22日(木)9:30、小樽市役所(花園2)を訪れ、米海軍第7艦隊ミサイル駆逐艦「マスティン」の小樽港入港に反対する申入れを行った。
 佐々木会長をはじめ民進党議員らが出席。市からは上林猛副市長らが出席して対応した。
beikanno.jpg 7月3日(月)から7日(金)まで親善を目的に、米国艦船「マスティン」(9,000トン)が小樽港へ入港を要請し、小樽港港湾管理者の小樽市は、回答期限の6月19日(月)に、現時点では、受入れの手配ができないと回答。引き続き、入出港及び接岸時の安全性・商業港としての影響・核兵器の有無の三原則に照らして、対応を検討している。
 同4団体は、「寄港目的は親善としているが、商業地である港に巨大戦艦を乗りつけ、日米地位協定により繋留経費さえ支払わず、日本国民の税金を負担させてまで友好親善を強いられる理由はない。
 同船は、イージス・システム及び核弾頭を搭載可能な巡航ミサイル「トマホーク」の発射能力を持ち、ミサイル防御対応(弾道ミサイルの監視・追尾)艦で、非常に対空戦闘能力に優れている危険な軍艦。
 今年2月に米海軍第7艦隊ミサイル駆逐艦「マッキャンベル」が寄港し、度重なる民間港の入港は商業港の経済活動に大きな支障を発生させるだけではなく、多発する乗組員の犯罪や、先日、同じタイプのイージス艦がコンテナ船と衝突したばかりで、市民を不安に陥れる」と、断固反対の意思を示した。
 これに対して、上林副市長は「23日に再度バース会議を開き、確認をしてから返事をしたい。クルーズ船は、ウエルカム(歓迎)しているが、米艦は歓迎している訳ではなく、港湾管理者とすれば、港の安全を第一に考え対応していきたい」と回答した。
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