夏を満喫!いかだレース大会



 JSAF加盟団体北海道セーリング連盟と小樽築港ベイエリア委員会(菊地透理事長)が主催して、夏休み最後の日曜日8月20日9:30から15:00頃まで、小樽市築港臨海公園で、いかだレース大会が開かれた。
 3人漕ぎと4人漕ぎの2種目に18チームがエントリーして、手作りいかだで熱い戦いを繰り広げた。
ikadarace1.jpg 同大会は、親子でセーリングを体験し、海の素晴らしさを体感。マリンスポーツの楽しみを知り、水辺の安全対策や自然環境保全の大切さを実感することを目的に開かれ、今年で11回目となった。
 午前中に人数分のタイヤチューブと木材が支給され、自由に組み合わせていかだを製作。午後からそのいかだを使い、3人漕ぎは300m・4人漕ぎは400mをタイムで競った。その様子を、家族や友人らが見守り声援を贈った。
 小樽水産高校ヨット部は、4人漕ぎに2チームが出場。今日のメンバーは全員が初出場で、ヨット部のコーチからアドバイスを聞き、「紐を沢山使ってバラバラにならないようにした。先輩が優勝しているので、目指せ優勝!」と意気込みを見せた。
ikadarace2.jpg 最初に3人漕ぎ競技からスタート。3チームずつ3回戦が行われ、スタート地点で上手く進めず棄権した1チーム以外、エントリーした8チームは完走。気持ちをひとつにして、木で作ったオールで懸命に漕ぎ、ブイめがけていかだを進めた。
 スタートしてすぐに転覆してしまうハプニングもあり、観客から声援を浴びながら、ただひたすらゴールを目指した。
 3人漕ぎは、神田親子チーム(父と息子2人)で出場した「ニコ」が、家族の絶妙なチームワークを発揮し、4:25:68の好成績で優勝を果たした。

 同チームは、これまで4回の出場経験があり、2人漕ぎで優勝している。同委員会主催の8月6日(日)の海上運動会でも優勝した強者。親子は、カヌーで釣りをしてるため、日頃の経験が勝利へと導いた。
 父は、「子ども達が頑張ってくれた。今までは押している感じがあったが、今日は子ども達が引っ張ってくれた」と喜んだ。
ikadarace3.jpg 4人漕ぎ種目は、札幌からの家族や水産高校ヨット部、父も子どもも幼馴染で結成したり、余市からの強者など、個性豊かなチームが出揃った。
 優勝チームは、3人漕ぎ種目で優勝した神田空也君(中3)と、阿部聖君(中3)・脇理士君(中2)・美馬丈二君(高1)の水泳仲間チームで、5:10:79のタイムだった。水泳のリレーでも活躍したメンバーで、チームワークを活かし、「慎重に行こうとみんなで話し、優勝できてうれしい」と喜んだ。
 2回戦目の8回出場している大会常連の「ソウルスライダー4」が、5:48:58で惜しくも2位だった。参加者は、勝っても負けても清々しい笑顔に包まれ、夏を満喫していた。
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