素直な視線の439点!高文連・後志支部写真展


highschoolphoto1.jpg 平成29(2017)年度北海道高等学校文化連盟後志支部写真展・研究大会が、8月25日(金)~27日(日)の3日間、市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリーで開かれる。
 後志管内の潮陵・桜陽・工業・工業定時制・岩内・倶知安農業・明峰高校の7校から、43名の作品439点を展示する。一般公開は、25日(金)と26日(土)9:30~17:00。
 当番校は小樽工業高校が務め、開催前日の24日(木)午後から、部員13名と顧問2名が展示作業に汗を流した。
 作品の審査は、北海道写真協会の本郷正利会長によって18日(金)に実施。全道出品となる最優秀賞をはじめ、優秀作品・入選作品の18点を決定。全道大会への切符を手にした。highschoolphoto2.jpg
 最優秀賞には、小樽工業2年・阿部俊祐君の象の目・しっぽ・足をモノクロ処理した組写真「ZOU」が選ばれた。
 阿部君は、「象の全体より、一部分の方がインパクトがあり強いイメージがある。カラー写真よりもモノクロの方が内容に合っていると思った。大勢の人が見て、すごい写真だと思ってもらえる写真を撮りたい」と受賞を喜んだ。
 デジタルカメラとブロニカ(フィルム写真)を使って13点も発表し、優秀賞と入選を果たした同校3年・小熊健太君は、「濃い陰影が好き。カメラを始めてからものの見方が変わり、写真のことを思いながら歩くことが多くなった」と話した。
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 同校写真部顧問・押切吉紀教諭は、「部員数が減ったことで、昨年よりも作品が100点減少したことは残念。もっと活発にしていきたい。若い純粋な高校生らしい作品が多く、テクニックや技術ではなく、作品からピュアな気持ちを思い出してもらいたい。ぜひこの機会に見に来ていただきたい」と呼び掛けた。
 最終日の研究大会では、写真部員と顧問を対象に、昨年に引き続き、日本リアリズム写真集団所属の佐藤通晃さんが講師となり、組写真についてワークショップを予定。
 高文連全道写真展・研究大会は、10月18日(水)~20日(金)に富良野市で開かれる予定。
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