こどの詩(ポエム)コンクール!入賞者表彰式


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 小樽市内の小中学生を対象にした小樽こどもの詩(ポエム)コンクール(工藤直子審査委員長)が開かれ、最優秀賞(工藤直子選賞)に、手宮中央小学校3年・坪井蓮斗君作「みらいの自分」が選ばれた。主催は、小樽市教育委員会、NPO法人絵本・児童文学研究センター、北海道新聞社。
 その表彰式が、10月14日(土)15:00から、小樽経済センター(稲穂2)7階大ホールで開かれた。最優秀賞と特別賞、小学生低学年・中学年・高学年と中学生の4つの部門に分け、金・銀・銅賞と優良賞5名の入賞者34名が出席した。
poem2.jpg 4回目となる同コンクールは、詩の創作活動を通じて、子ども達の豊かな思考と表現力及び創造力を育み、日本語のもつ美しさやリズムなどを工夫しながら詩を創作することで、子ども達のことばに対する興味や関心を高めることを目的としている。
 今年度は、市内21の小学校から1,962編、市内12の中学校から1,329編の合計3,291編の応募があり、昨年度の3,142編を上回り、初年度の1,034編から比べると3倍以上集まった。
 小樽市教育委員会・林秀樹教育長は、「日常生活で体験したり将来の自分の姿に思いを馳せたりしながら、自分が思ったことや感じたことを素直に生き生きと表現している作品が多く見られ、子ども達が普段、どのような目線で物事を捉えてているか、ありありと伝わってきた」と話した。
 工藤審査委員長による、優秀賞と特別賞、4つの部門から金賞作品を朗読し、コメントをした。
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 最優秀賞受賞作品「みらいの自分」は、「おぼうさん お父さんのしごと つぎたいな でも バスケのせんしゅにも なりたいな おきょうの読める バスケットせんしゅに なってやる」
 工藤氏は、「くすっと笑える」とユーモラスな味を出して仕上げたと高く評価し、「詩は作文や小説と違い短い文で書き、詩は読む人にどう読まれるか、短い中でもジンとする。言葉と一緒に遊び、いろいろな言葉を表現してもらいたい」と講評を述べた。
 坪井君は、「初めての応募で、詩を作るのが楽しかった。今まで書いたことがなかったが、書くのが好きになった」と受賞を喜んだ。
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