美術館で合同華展!4つの流派が集結


 小樽市文化祭に関連して、市内で活動する華道3大流派を含む4つの流派が集結する「合同華展」が、10月26日(水)から29日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開かれている。
 市内で活動する、草月会北海道支部グループ緑(7点)・華道家元池坊小樽支部(9点)・小原流小樽支部(7点)・深雪アートフラワー遠田絢子教室(9点)の32点を展示。
godokaten.jpg 4つの流派が、文化祭に合わせて毎年集結。秋ならではの花や紅葉した葉を使い、それぞれの流派の基本に、個性を生かした作品がずらりと並び、来場者の目を楽しませた。
 120周年を迎えた小原流は、現代の生活空間に合うように生けた6つのタイプがある「花意匠」や、景色を水盤に生ける写景などが楽しめる。
 斎藤豊葉支部長は、琳派の絵画を基に考案された琳派調で、紅葉した紅葉木苺を用いた作品。榎清翠さんは、50年前の母の花器を用いて、キングプロティアやパンパスグラスを大胆に生け、花器と同色の花茄子で統一感を持たせた。
 池坊は550年の歴史があり、名称は聖徳太子が沐浴した池に由来している。
 生花・立花・自由花の3つの基本に則り、生ける人によってそれぞれに趣がある。現代の暮らしに適応する生花を、現在の家元・池坊専永が考案した生花新風体は、秋らしいツルメモドキやリンドウなどを使い、池坊の特徴を強調した。
 鈴木泉さんは、正風体立花を発表。花の個性を大切にしつつも、役枝が決まっているため、花と向き合う時間が長いという。
 和田妙子さんは、自由花を発表。トルコキキョウを主に、コチア、カランコエなど秋らしさを強調した。素材の使い方が面白い、トルコキキョウの花を除いた線(茎)を活かした作品もあった。


 この他、素材を大胆に取り入れる草月流、本物そっくりな深雪アートフラワーの作品が一堂に展示されている。
 当番の女性は、「花に興味のある人はもちろん、興味のない人にも足を運んでもらい、色々な流派に出会い、作品を楽しんでもらいたい」と話した。
 合同華展 10月26日(木)~29日(日)10:00〜17:00(27日・最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料
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