家事家計講習会開催 小樽友の会


tomonokai1.jpg 小樽友の会が主催して、年に一度の恒例企画「家事家計講習会」が、11月6日(月)・7日(火)・9日(木)・11日(土)・14日(火)の日程で、暮らしに役立ててもらおうと開催している。
 お金や家事、暮らしに役立つヒントが必ず見つかる「目から鱗」の講習会が、6日の桂岡十万坪会館(桂岡町5)では17名、小樽友の家(緑2)での7日は55名、9日は54名が参加して行われた。託児が用意されいるので、小さい子どもがいても気軽に参加できる。
 今日のプログラムは、「予算があるから生活が楽しい・安心」と「台所の収納を見直しスッキリ」、「収入減を乗り越え、今日を前向きに暮らす」の3つ。
 三春真千子総リーダーは、「若い方や子育て中だからこそ、仕事で補うのはなく、考えて予算を立てた中でやりくりをする。お金のことに惑わされずに、生きていくことが大切」と話す。
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 7年前に入会した40代(4人家族)会員と入会34年になる60代(夫婦のみ)会員の実例を紹介した。
 ここで使う家計簿は、全国友の会創設者の羽仁もと子が、新家庭の工夫から生み出したもので、長期の計画が立てられ、一家の財政を健全にすることが可能となる。
 自分がつけた家計簿を紹介した40代の会員は、「ひとりひとりの生活を考えるのが楽しい。自分たちの生活を記録して振り返り、予算のある家計簿をつけ続けたい」と話し、60代の会員も「お金の使い方を深く考え、何を大切にしたいのかを考えるようになる。自分の生き方を見つけるためにも家計簿は大切」と話した。
tomonokai3.jpg 台所の収納を見直しスッキリさせる話では、父と同居した会員が、45個もあった鍋類を18個に減らした例を紹介。自分の台所になり使いやすくなったという。
 「物の整理は心の整理。気付いたこと・できることから始める」と話した。初めて参加した30代の女性は、「家計簿はつけたりつけなかったりしているので、とても参考になった」と話した。
 また、家事についての実演は日替わりで行われ、9日は、レジ袋を綺麗に畳み箱に入れて整理する方法と、トレーや容器などのプラスチック資源ごみを小さく折り畳んで袋に入れる実演があった。
tomonokai4.jpg プログラム終了後、コーヒーが振舞われ、参加者と会員が交流を深めた。会場では家計簿をはじめ、婦人之友社出版の暮らしの知恵が書かれた「かぞくの時間」や「明日の友」などの本の販売も行われた。
 友の会は、1930(昭和5)年に、羽仁もと子を中心に雑誌「婦人之友」の愛読者によって誕生。現在187の友の会があり、小樽支部は、1932(昭和7)年に創立し85年になる。銭函から余市まで、30から90代まで約130名の会員が活動している。
 同講習会は、11日(土)も10:00から11:30まで同家で、最終日の14日(火)は、余市経済センター(黒川町3)で開催を予定している。
 小樽友の会〜催しもの
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