しゃこ祭1日限りの開催!大ぶり秋しゃこ堪能



 11月11日(土)、悪天候のため中止となった第10回小樽しゃこ祭は、翌12日(日)には風雨もおさまり、予定時間を1時間繰り上げて9:00からおたるマリン広場(第3号埠頭多目的広場)を会場に開催した。
 小樽産の秋しゃこを楽しみにしていた人が、朝から大勢訪れた。大鍋を使った茹でたてのしゃこに、長蛇の列が続く人気となった。
syakomatsuri1.jpg 10回目を記念して、サプライズ企画「じゃんけん大会」を実施し、豪華景品が用意され、祭りを盛り上げた。
 小樽市漁業協同組合によるゆでしゃこ・しゃこ汁・ホタテ焼きの実演販売をはじめ、海鮮品の販売やしゃこを使ったオリジナル料理を提供する22店舗が集結し、美味しい香りが会場に漂った。
 祝津香房では、しゃこと豚肉や野菜を入れた海鮮鍋、チキンナゲット等7品入りの海賊焼きを、小樽観光協会(小樽わっしょい村)では、和風だし伊藤圓の店主で出汁ソムリエの伊藤強氏によるしゃこ出汁で仕上げたうどんを300杯限定で提供。
syakomatsuri2.jpg 俺のジンギスカンGKSは、牡蠣・アワビの蒸し焼きやしゃこチゲ鍋を、鮭節などを扱う堺町本通りの馳走もの彦蔵は、しゃこと鮭節を使った熱々の塩ラーメンを提供した。
 ゆでしゃこの列に並びながらしゃこ汁を味わっていた札幌からの姉妹は、「生まれて初めてしゃこを食べた。茹でたしゃこにも挑戦したい。せっかく小樽に来たので、ガラスなども見て回りたい」と話した。
 休憩所では、しゃこ料理に舌鼓を打つ来場者で座席がないほど混み合い、札幌からの家族連れは、「食べたことがなかったが美味しい」と喜んでいた。
syakomatsuri3.jpg 同祭り3回目の男性は、ゆでしゃこ10尾を買い、しゃこ汁に入ったしゃこを上手に剥きながら、「大きいサイズで、酒のつまみにする。楽しみに来た」としゃこを堪能した。
 会場入口では、東海大学海洋生物学科の学生5名が活しゃこを展示して生態を解説。触ることもでき、しゃこクイズも開かれた。
 薪ストーブ9台を設置して赤飯を蒸かしたり餅をついたり、鰊の三平汁や大きな綿あめの実演販売をする小樽潮太鼓保存会メンバーは、活気に溢れていた。開催を祝う打演も行われ、来場者を楽しませた。
 観光船待合室では、小樽商業高校によるしゃこせんべい実演販売に列ができ、缶バッチ配布も合わせて行われ、高校生は対応に追われていた。
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