プレコンサートに100名 旅するピアノプロジェクト


 東北でチャリティーコンサート活動を行っている市民団体「旅するピアノ・プロジェクト」(佐藤慶一代表)が、11月14日(火)19:00から運河プラザ(色内2)3番庫で、プレ・コンサートを開催し、市民ら約100名が歌とピアノの音色を楽しんだ。
tabiprecon1.jpg 同プロジェクトは、11月24日から3日間、岩手県釜石市内5カ所で、東日本大震災の被災者に向けてチャリティーコンサートを行う予定であり、活動のPRのため今回初めて小樽市内でプレ・コンサートを開催した。
 コンサートでは、ミュージカル俳優の畠山典之さんやピアニストの三浦明子さんのほか、一緒に釜石のコンサートでピアノ演奏を行う小﨑ゆかりさんと村上由希子さんも参加し、「音楽で世界を旅しよう」をテーマに「アラビアンナイト」や「シャルウィダンス」など14曲を披露した。
 冒頭では、三浦さんが、これまでの東北でのチャリティーコンサートの様子をスライドを使って紹介し、現在も続いている避難生活を実際に目にした感想を会場に伝えた。
 またコンサートの最後は、畠山さんが、チャリティーコンサートに寄せられた被災者の方の手紙を朗読して紹介するとともに、被災者に届けるための応援メッセージを来場者に書いてもらった。
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 佐藤代表は、「今回、畠山さん・三浦さんのほかに、新たに3人のピアニストが同行するが、関わりを持って頂ける方が増えるのはとても心強い。この活動が復興支援ということだけではなく、小樽と被災地との新たな絆・交流の懸け橋になれればという思いがある」と話し、来場者に活動への支援をお願いした。
 同プロジェクトは、15日(水)も18:30から、サンモール一番街・おたる屋台村レンガ横丁(稲穂1)でストリートコンサートを行った後、24日から釜石市でのコンサートを行う。同コンサートには、三浦さんの生徒の澤田愛理さん(札幌聖心女子高2年)も参加し、5名で音楽を被災者に届ける。
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