努力の賜物!自立更生者と更生援護功労者表彰


 平成29(2017)年度小樽市障害者自立更生者・更生援護功労者表彰式が、12月4日(月)14:00から市役所(花園2)2階市長応接室で開かれた。
 今年度は、小樽身体障害者福祉協会からの推薦により、身体障害者自立更生者に千葉富さん(68)と、身体障害者更生援護功労者に梅田和宏さん(76)の2名が表彰され、森井秀明市長から賞状が手渡された。
jiritsukousei1.jpg 小樽市では、身体障害者又は知的障害者であっても、自立更生し、他の障害者の模範となる人を「障害者自立更生者」とし表彰。永年に渡り、身体障害者又は知的障害者の更生支援に尽力し、その功績が特に顕著である人を「障害者更生援護功労者」として表彰している。
 森井市長は、「長きに渡り続けられたことが貢献に繋がった。引き続き、これからも頑張ってください」と功績を称えた。
 千葉さんは、視覚に障害を持ちながらも子育てや家事に加え、農作業や土木作業などのアルバイトを経験。平成13(2001)年から小樽に住み、小樽市視覚障害者福祉協会に入会。平成26(2014)年4月から同協会の理事に就任した。
 現在も同協会の行事に出席したり、デイサービスの生花教室や籐工・カラオケ・フライングディスクなどの教室にも元気に参加している。7日・8日開催のほほえみフェスタ(長崎屋小樽支店公共プラザ)で作品を出展している。
jiritsukousei2.jpg 梅田さんは、脳卒中となり麻痺などの障害が残るが、昭和55(1980)年3月まで小樽商科大学短期大学部に。その後は、平成29(2017)年6月まで社会福祉法人北海道宏栄社印刷科に勤務。昭和55(1980)年10月に小樽肢体障害者福祉協会に入会し、昭和58(1983)年から平成21(2009))年まで理事、平成29(2017)年まで監査となり34年にわたり役員として協力。
 協会内部では、印刷の経験を活かし、パソコンやワープロを使って会報や総会資料の作成を担当。同協会の行事の参加を呼びかけるなど貢献してきた。
 千葉さんは、「身に余る光栄です。嬉しいです。自分にできる範囲で、サポートしてくださる皆さんの手を借りながら、頑張ってやっていきたい」と話した。
 梅田さんは、「会員の時に、印刷関係の経験があったことから、会報や総会の資料・プログラムを制作してきた。頑張ってきた意思はないが、気づけば37年が経っていた。今回の表彰を受けて、改めて長くやってきて良かったと思った。思いがけなかったのでびっくりした」と喜んでいた。
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