北陵中でブックフェア!1,600冊の本を展示


1205hokuryouchu1.jpg 小樽市立北陵中学校(清水町5・宮澤知校長)は、学校図書の充実にとブックフェアを、12月5日(火)13:10から16:30まで開いた。
 ブックフェアとは、図書館ネットワークサービス(札幌市西区・雑誌書籍販売、図書館図書室用品全般取扱い)から新刊やベストセラー、出版社お奨めの本など1,600冊を、同校図書館に運び展示し、生徒が図書館に置いてほしい本をリクエストする仕組み。
 同校の図書館は、市内の中学校で唯一、学校司書を配置している学校のため、蔵書の管理や分類・整理・貸出の管理を行い充実している。
 先日、末広中学校卒業生の株式会社明治ホールディングス・江良惣一郎代表取締役(川崎市在住)から、学校図書の充実にと図書190冊(50万円相当)の寄贈があったことで、今年度の図書購入費にまだ余裕があるため、少ない予算を有効的に使い、生徒のリクエストに応えようと開かれた。
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 幅広いジャンルで1,600冊もの本が展示され、手に取って見ることができ、気に入った本を見つけてしクエストしていた。普段、あまり本を読まない生徒にも、興味をもってもらう機会となった。
 同校の渡辺雅代司書は、「10年後のみんなの後輩にも、大切に読んでもらいたい本をリクエストしてください」と呼び掛けた。
 昼休みには約120名が訪れ、放課後には、図書委員を含め30名ほどが集まり、全校生徒の半分の約150名が来館した。50冊ほどのリクエストがあった。
1205hokuryouchu3.jpg 図書委員の工藤幹未さん(2年)は、昔好きだった本で大切にしてほしいからと「ながぐつをはいたねこ」と、みんなに読んでもらえそうと「お化けの迷路」数冊をリクエスト。「いろいろな本を見ることができて楽しい」と話した。
 リクエストすることよりも立ち読みをする生徒が続出していた。
 渡辺司書によると、最近中学生が好む本の中の、SFやホラー・ミステリー・ファンタジー・恋愛などの要素を、軽い文体で分かりやすく書いた若者向け娯楽小説のライトノベルが人気で、リクエストがあった本から相応しい本を選び、来年1月、遅くても2月までには並ぶ予定。
 市内小中学校での本の展示巡回は、過去5年間で10件以上実施している。
 小樽市立北陵中学校
 図書館ネットワークサービス
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