小樽で"らいでんすいか"の初せり! 2玉30万円

 きょうわ農業協同組合が取り扱う、後志管内共和町特産「らいでんすいか」の初せりが、6月15日(金)7:30から、小樽市公設青果地方卸売市場(有幌町1)1階卸売場で行われ、特秀3Lサイズ2玉が、昨年よりも10万円高い、最高値30万円で競り落とされた。
suikaseri1.jpg シャリ感とみずみずしさが定評の同すいかは、小樽では50玉、札幌市中央卸売市場では300玉が競りにかけられた。
 今日の初せりでは、2玉入り25ケースが持ち込まれた。特秀3Lサイズの他、秀3Lサイズ(5ケース)が1万円、秀2Lサイズ(15ケース)が1万円、秀Lサイズ(4ケース)が4,000円となった。
 同市場には、きょうわ農協協同組合の高嶋清理事をはじめ、同農協職員・仲買人・買受人・市場関係者約20名が集まった。
suikaseri3.jpg せりに先立ち、高嶋理事は、「雪解け以降、順調な作付けで生育も良好。美味しいすいかが出来上がった。今年も多く取扱い販売をお願いしたい」と挨拶。すいかの試食も行われ、関係者は初物を味わい、「うまい!」の声が飛び交った。
 競り人の櫛引千昭さんの威勢の良い掛け声で始まり、昨年に続き、仲卸業者の株式会社大果大共青果が、昨年よりも10万円高い30万円で競り落とした。
 このすいかは、買受人の有限会社いちふじ柴田商店が買い、長崎屋小樽店1階のフルーツパパの店頭に並ぶ。柴田敏勝本店店長は、「らいでんすいかは特別。今年のすいかは美味しかった。熱くなればすいかも売れる」と期待した。
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 競り落とされた他のすいかは、市内スーパーや小売店の店頭に、本日中に並ぶ予定だ。
 同農業組合によると、「今年のすいかは、平均糖度13度と例年よりも高い。気温が低かったが日照時間も長く、雨も少なかった」と出来具合の良さをアピールした。
 今年は、農家65戸が88ヘクタールに作付けし、ハウス物は2月上旬から取り掛かり、6月に初収穫。7月上旬に収穫のピークを迎え、7月下旬まで収穫する。一方、路地物は、7月下旬から出始め、お盆前後が収穫のピークとなり、9月末頃まで続く。
 JAきょうわ
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