渾身の作品ずらり!市民2団体の写真展


dousyakyo1.jpg 写真を趣味とする市民が集まる2つの団体の写真展が、6月20日(水)から、市立小樽美術館(色内1)1階で始まり、渾身の作品がずらりと並び、来場者の目を楽しませている。
 同館・多目的ギャラリーで開かれているのは、第16回道写協小樽支部写真展。川原静雄支部長率いる19名の会員のうち12名が、1年に1度の集大成となるスナップ・ネイチャー等多彩作品59点を展示している。
 写真を趣味とする仲間が集う北海道写真協会小樽支部は、写真道展審査会員や会友などベテランも多い。奇数月に開かれる例会では、思い思いの作品を持ち寄り、互選して審査員による講評を聞き、レベルアップに努め、相互の親睦を深めている。
 それぞれに得意な分野を作品に活かし、登山好きの高橋俊弘さんは、残雪の残る上富良野岳や初夏の大雪、樹氷の蔵王など、山ならではの風景を写真に収めた。
dousyakyo2.jpg 瀧野邦保さんは、魅力的な女性をモデルに撮影。粟野孝市さんは、龍照寺の火渡りや岩見沢の百餅祭など地域のイベントに出かけ、クライマックスを1枚に捉えている。
 一條周一さんは、ローソク岩の違う表情を狙い、朝日・フェリー・冬に合わせ撮影した作品が並ぶ。
 川原支部長は、「1年間撮影した写真から、選りすぐったお気に入りの作品ばかり。ぜひ見ていただきたい」と話した。
 次回例会は7月4日(水)18:00から、北海道新聞小樽支社(稲穂)3階Bホールで、見学自由。会員募集中。問合せ:0134-22-5916 川原
 第16回道写協小樽支部写真展 6月20日(水)〜24日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料
cameraclub2.jpg 市民ギャラリーでは、小樽カメラクラブ「第51回全紙写真展」が始まった。同クラブは、瀧野邦保会長はじめ12名の会員が所属。同展では11名の44点を展示。全紙サイズ(457mm×560mm)で出展しているのが特徴。
 同会は、道写協小樽支部に所属している会員も多くベテラン揃いで、楽しく・仲良くをモットーとしている。
 1月の総会以外、年11回の例会では、会員相互で互選して勉強会を開く。外部の講師による審査や写真教室・花見撮影会や撮影旅行等を開き、撮影を楽しんでいる。
 色鮮やかな全紙作品が並ぶ中に、白と黒で構成されたモノクロ写真も多い。
 川原さんの「能面」は、能楽堂の公開時に小樽在住の外沢照章氏制作の能面がずらりと並んだ印象深い作品で、モノクロで発表している。
cameraclub1.jpg 西村和雄さんは自宅の庭で撮影したミヤマカケスやシジュウカラ、小林好江さんは、薄野まつりでの花魁道中出演者やコスプレした薄野ガールズの人物を捉えた。
 川原さんは、「全紙の迫力を、ぜひ見ていただきたい」と呼び掛けた。
 次回例会は、7月11日(水)18:00から生涯学習プラザ(富岡1)で見学自由。会員募集中。問合せ:0134-54-4602 瀧野
 小樽カメラクラブ第51回全紙写真作品展 6月20日(水)〜24日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー 入場無料