北海道命名150年事業 "時代の証人たち"


jidai1.jpg 市立小樽図書館(花園5)は、北海道命名150年事業第1弾「時代の証人たち」を、7月15日(日)から26日(木)まで、1階ホールで開催している。
 道立図書館所蔵の1,900枚と同館所蔵の3、40枚の絵はがきの中から、鈴木浩一館長が厳選した明治・大正・昭和の絵はがき130枚を展示。同館でも絵はがきの展示は初めてで、当時の生活の様子や時代背景を知る貴重なものを紹介している。
 展示している中で最も古いのは、明治42(1909)年発行の道庁の火災を絵はがきにしたもので、組写真になっている。
 絵はがきのモチーフは、綺麗な風景ばかりではなく、情報を知る手段があまりなかった時代では、火災や噴火、凶作などの絵はがきも多い。
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 登別温泉の第一瀧本や蘭越町の秘湯鮎川温泉、花魁道中絵はがきや皇太子来樽を記念に、小樽市が明治44(1911)年に制作したものなども展示されている。
 22日(日)13:00~15:10、同館2階視聴覚室で、道立図書館所蔵の「ふるさと動画DVD」の中から、昭和4(1929)年「北海道の拓殖」を約15分上映し、道立図書館勤務の須之内美智代氏が解説する。
 2本目は、昭和28(1953)年「北海道の開拓 営農篇」を約30分上映。戦前と戦後の北海道開拓の記録映像と、同館所蔵の昭和30年代の市内の映像も上映。
 参加希望者は、同館カウンターへ直接申し込む。定員50名・参加無料。問合せ:0134-22-7726 市立小樽図書館。
 鈴木館長は、「先人達の努力があって今の小樽がある。当時の絵はがきから感じとってもらいたい」と話した。
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