あいにくの雨「海の日」マリンフェスタ開催

 7月の第3月曜日「海の日」は、海の恩恵に感謝し、海洋国家日本の繁栄を願う国民の祝日。
 全道各地でイベントが企画される中、小樽でも、7月15日(日)に小樽築港臨海公園前水域他4つの会場で、第11回マリンフェスタが開催された。
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 小樽港マリーナ (おたる海の駅)発着の小樽開発建設部の港湾業務艇「ひまわり」やモーターボート体験、クルーザー・ヨット体験は、あいにくの雨で中止となった。
 小樽築港臨海公園前水域では、水上オートバイ体験操船は中止となったが、小樽築港ベイエリア委員会のスタッフ17名が対応する、第11回ボート天国市民船遊びは午前中行われ、カヌー、6人乗り・2人乗りヨット、手漕ぎボート、スタンドアップパドルボート(SUP)など、乗船体験を楽しむ親子連れの姿が見られた。
 市内の田沼明嵯人君(5)と父親は、雨を逆手にとって、ヨットやカヌーに待たずに乗れて楽しめると参加した。全部のボートに乗船しようと訪れ、明嵯人君は、「楽しい」と喜んだ。
marinefesta2.jpg 第5回ボート天国は、8月1日(水)から18日(土)までの夏休みに、ロングランで開催する予定だ。
 小樽港マリーナ会場では、小樽水産高校生によるマグロやサンマ12種類の缶詰1,000個を販売。8:15頃から並ぶ人も現れ、10:00前に開始され、50分ほどで完売する人気となった。21日(土)の学校祭でも販売を予定している。
 同校栽培漁業科の生徒により、ムラサキウニやバフンウニ・シロザケの幼魚・ホタテのタッチ体験も行われ、来場した子ども達は、ホタテを手で触ったり持つなどして観察していた。
 独立行政法人海技術教育機構(JMETS)が監修した「練習船カレー」を、小樽で、今回初めて200食(1個500円)販売。売上の一部は、練習船の教材費に寄附される。
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 練習船(日本丸や海王丸等)内でのカレーは、実習生が船酔い等で、食欲や体力が落ちた時の原動力となる人気のメニューで、これをレトルトで再現し、2017(平成29)年1月に発売した。
 小樽海上技術学校は、ロープワークの飾り物「ノットボード」制作を、限定30個で実施。同校生徒10名が、参加した子ども達に、5種類のローブの結び方を熱心に指導していた。
 同会場の外では、ビアガーデンやベイサイドライブが開催された。午後からは悪天が予想され、関係者は中止を検討すると話していた。
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