"どうせ無理"をなくしたい!高等支援学校講演会


koutoshien1.jpg 北海道小樽高等支援学校(銭函・松浦孝寿校長)は、開校10周年を記念し、7月17日(火)13:30から、同校2階体育館で、株式会社植松電気植松努代表取締役を招き、演題「”どうせ無理”をなくしたい!!」について、講演会を開いた。公益社団法人全日本不動産協会北海道本部と同PTAの共催。
 全校生徒・保護者・卒業生・職員・地域住民ら412名が参加して、「どうせ無理だからをこうしてみたらに変え、失敗を恐れず経験を力に変えて!」と、同氏の体験談を交え、いくつものメッセージを語った。
 同氏は、1966(昭和41)年芦別市に生まれ、北見工業大学工学部応用機械工学科を卒業。リサイクルに使用するマグネットを作る会社・株式会社植松電気代表取締役、NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター理事を務める傍ら、CAMUIロケットの打ち上げ開発を行う。全国各地で、講演会やモデルロケット教室を通じて、人の可能性を奪う言葉「どうせ無理」をなくし、夢を諦めないことの大切さを伝える活動や著書も出版。
koutoshien2.jpg 同氏は、「”思うは招く”夢があればなんでもできる、自分を信じることの大切さ、失敗を決して恐れない、失敗がなければ成長できない」と語りかけた。
 祖母からは、「お金があったら本を買い、頭に入れなさい。それは誰にもとられない」と教えられ、本が好きになった同氏。祖父の喜ぶ顔が見たかったから、飛行機やロケットが好きになり、中学生の頃には、ロケットや飛行機の仕事をする夢を描いていたという。
 「夢を諦めない秘訣しとて、自分の夢を分かってくれる人に出会うまで、みんなに話し続け、自信を取り戻すために、みんながやらないことをやり、自信に変えてもらいたい。人の自信と可能性が奪われない社会をつくりたい」と強調した。
 松浦校長は、「生徒の中には新しい発見があったり、対話が価値を見出し、忘れていた価値を思い出したのでは。人生は初めてのことばかりで、なかなか上手くいかないこともあるが、必ず上手くいくこともある。それがいつかは分からないが、その時には思いきり喜べるよう準備し、その考えで本校の教育が、子ども達の成長をしっかりと受け止める学校にしたい」と述べた。
 なお、同校10周年記念式典は、12月7日(金)を予定している。
 小樽高等支援学校
 植松電気