ギャラリートークに約90人 スウェーデン芸術祭


 開催中のスウェーデン芸術祭 IN 小樽 2018の展示会場となる、市立小樽美術館(色内1)2階企画展示室で、7月25日(水)13:30から、参加アーティストによるギャラリートークが開かれ、小樽市文化団体協議会会員や一般市民ら91名が参加した。
Swedenarttalk.jpg ギャラリートークは、10日(火)から滞在中のスウェーデンアーティスト6名と、小樽とスウェーデンを結ぶ架け橋役となった日本画家の大野静子さん・小樽在住の作家で今回のナビゲーター役を務める道伝はるかさんが、順番に自身の作品前で思いを語った。
 トップバッターは、カイサ・バーグルンドさん。北海道のアイヌの人たちのように、スウェーデンの北には少数民族のサーミ、グリーンランドのイヌイット、それらの先住民族の人たちが抱えるものに興味があり、イタリア製の紙に油彩で描いた作品と、包括と除外をテーマにした作品も併せて展示。小樽に来て満足していると語った。
 ヨーワン・フレムリングさんは、フランス製の紙に木炭のみで描いた抽象画で、見る人がどのように感じるかは任せたいとし、抽象画に取り組みながら、自分自身にとっても未知のものを生み出したいと述べた。
 また、サンネ・シームさんは、忍者に興味を持ち、山を駆け上り活躍するポジティブな存在である考えから作品を表現し発表。


 1時間ほどで全アーティストの解説は終わり、同芸術祭の関連事業は終了した。スウェーデンのアーティストは、30日(月)に帰国するが、同芸術祭は、引き続き9月16日(日)まで開催している。
 市立小樽文学館カフェコーナーでは、スウェーデン児童文学・絵本展を、似鳥美術館では、コスタ・ボダのガラスを同時開催中。
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