住吉神社の特設テントで旅公演 劇団どくんご


dokungo1.jpg テントを舞台に旅公演する「劇団どくんご」が、8月9日(木)~11日(土)の3日間、住吉神社(住之江2)境内で、オリジナル喜劇「誓いはスカーレット」を上演している。
 劇団員6名による熱いパフォーマンスを楽しもうと、初日9日は、ほぼ満員の約80名の観客が詰めかけ、会場は笑いの渦に包まれた。初日の幕間には、アマチュアバンド「ガチョウ劇団」5名によるファゴット・バイオリン・アコーディオン・ギター・トライアングルの演奏会があり、大きな拍手が贈られた。
 鹿児島県出水市を拠点とする同劇団は、1983(昭和58)年に、埼玉大学・衛生短期大学演劇研究会を母胎として発足。1988(昭和63)年から、全国の神社や公園にテントを建てて公演を行い、今年で30周年を迎えた。
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 今年は、4月22日の鹿児島上場高原を皮切りに北上を続け、北海道には、7月21日・22日に岩見沢をはじめ、釧路・旭川・小樽と続いている。各日19:00から公演が始まり、21:00頃まで、歌と踊りを盛り込んだ熱い芝居を繰り広げる。
 その後、南下して、11月16日~18日の鹿児島中央公園でフィナーレを迎え、全国33ヶ所の公演を予定している。
 劇団手作りの舞台は、団員で組み立て、観客と演者の距離が近く、境内を使ったパフォーマンスもあり、神社の空間を上手く活用している。
dokungo3.jpg インパクトのある5名の役者が、1人ずつ熱い芝居を繰り広げ、掛け合いやミュージカルもあり、テント内は熱気に包まれ、拍手喝采で幕を下ろした。
 市内在住の40代の女性は、「行きつけのカフェでチラシを見て知り、友人3人で初めて観に来た。神社の境内ということにも興味があり、インパクトのある劇で面白かった」と満足した様子だった。
 幕間のゲストは、10日に札幌の俳優による一人芝居を、11日に住吉神社楽部による雅楽演奏を予定している。
 チケット前売り一般2,500円、当日2.800円、中高生1,300円、小学生500円。問合せ:0134-61-7930 なまらや
 劇団どくんご