救急医療を守ろう! ステッカーで啓発


 小樽市消防本部と同保健所は、救急車や夜間急病センターの正しい利用の協力を求めるステッカーを制作。9月18日(火)から、市内の公共施設や医療機関への配布を始め、トイレや休憩所など、比較的市民の目が届きやすい場所に貼るよう協力を求めた。
firesticker1.jpg 市民が緊急的に医療を必要とする時、適切な医療を受けることができるよう、救急医療を守ることが重要。そこで、縦15cm・横15.5cmのステッカー3,000枚を作成し、救急車や救急医療の適正利用の協力を呼びかけている。
 小樽市夜間急病センターでは、内科・小児科・外科の初期診療を行っているが、あくまでも救急対応が目的。夜間に急病でないのに、同センターを利用すると、救急外来が込み合い、対応が十分にできなくなる。
 できるだけ、日中の診療時間内に病院を受診し、身近な診療所などのかかりつけ医を持つようにする。
 また、市内には5台の救急車が稼動しているが、平成29(2016)年の出動件数は、過去最高の6,420件に及ぶ。今年は、8月までに4,539件出動していて、昨年同時期より約300件も上回る勢いだ。
 果たして、救急車が必要なのか? 手を切った・足の爪がはがれた・缶のふたで指を切ったなど、救急車の必要がない場合も見受けられ、消防隊員は「緊急者の搬送ができなくなる」と懸念する。突然の激しい頭痛や呼吸困難等の緊急の場合のみに利用してほしいと協力を呼びかけている。
 小樽市消防本部HP
 
firesticker2.jpg