小樽フーズ試食審査会 名物に10品応募!


 安定した雇用の創出を目指す小樽地域雇用創造協議会(加賀英幸会長)は、6月1日(金)から7月31日(火)まで、地域特性に応じて開発した商品を募集したところ、10品の小樽フーズが集まり、9月29日(土)11:00から、小樽市産業会館(稲穂2)2階ホールで、試食審査会を行った。
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 伝統的な食品技法の宝庫でもある小樽で、もっと活力に満ち、多くの人が魅力を感じる街にしようと、海や山の幸、菓子や水産加工品などの新商品を生み出すことを目的としている。
 主催する同協議会は、厚生労働省の委託事業として、小樽市・小樽商工会議所・小樽物産協会・小樽商科大学・北海道中小企業同友会しりべし小樽支部で構成され、今年4月に事業を開始した。
 第1回目は、プロや市民が考えたスイーツ5品・水産加工品1品・その他5品の計10品の応募があり、公募した審査員19名と、同会構成団体の小樽物産協会・小樽観光協会・小樽商工会議所・北海道後志総合振興局の代表者とアドバイザー2名の計26名が審査員となり、作品応募者名は非公開で全品を試食し、味や見た目・また食べてみたいか・小樽らしさ・ネーミング等について5点満点で採点した。


 エントリーした作品は、小樽産のにしんの頭と内臓を取り除き、腹に米を詰めて甘辛いタレで炊いた「にしん飯」、柔らかい身欠鰊を唐揚げにした「ソフト身欠き鰊の唐揚げ」、カレー味のほっけのすり身、ウニ・シャコ・ホタテの海の幸をタルト型に入れて焼いた「オタルトキッシュ」など。
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 この他、酒粕入りのみそ汁にほっけのすり身を入れた「摘み入れの粕汁」や、余市産りんご(ふじ)とニッカウヰスキーのアップルワイン使って焼いたしっとりした食感のソフトクッキーなど、素材を活かし工夫を凝らした作品が集結した。
 審査員は一品ずつ丁寧に採点した。杜のつどいで食事を担当する70歳代の女性は、「ひとつひとつが食べやすく企画が良かった。今後、また参加したい」と話し、70代の母親と40代の娘の親子は、「ワイン風味が良かった琥珀糖が美味しかった。にしんにご飯を入れたアイディアが良かった。つみれは出汁がきいて美味しかった。このような試食審査は初めてで楽しかった」と話した。
 同会実践支援員の岡本和晃リーダーは、「プロの応募も多く、レベルが高かった。2回目、3回目と盛大になってくれれば」と感想を述べた。
 今日の結果は、同会HPで、10月1日(月)以降に発表予定。3部門のグランプリ受賞者には謝金3万円が贈られる。
 小樽地域雇用創造協議会HP
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