雪あかりの路へ一役!想いを込めたワックスボウル


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 第21回小樽雪あかりの路(2月8日~17日)会場に飾られる、幻想的な灯を演出するロウで作ったワックスボウルの製作が、ヴェラスクオーレ(花園1)1階で始まり、3つの市民ボランティア団体は目標個数を達成するために精を出している。
 11月27日(火)から一番先に作業を開始した、小樽おもてなしボランティアの会は、目標数を100個とし、12月3日(月)から小樽観光ガイドクラブはミニ200個、12日(水)からおたる緑のまちづくりの会は大きいもの100個を目指し、それぞれに製作を開始した。
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 17日(月)午後からは、おたる緑のまちづくりの会11名が集まり、作業を分担して効率良く進めた。市の職員によって約2時間前から温められた大きな鍋には、ロウが丁度良温度に調整され、水を入れて膨らませた風船を何度もつける作業を繰り返していた。
 仕上げに形を整え、押花や押し葉を貼り付け、光沢を出すためのロウを全体につけ完成。実際に作業に参加してみると、ロウが思いもよらぬ速さで固まってしまったりと加減が難しい。
 押花を飾る担当の近藤さんと菊地さんは10年以上のベテランで、筆にロウをつけて、センス良く貼りつけていく。近藤さんは、中央市場の花屋寄贈の生花や庭の草花を、押し葉や押花にして持参。
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 2人は、「一度携わると、毎年この時期になると、また参加したくなり、みんなで楽しく作業をしている。会場で灯がともされると綺麗に見えるように押花を配置するなど、いろいろ考え工夫している」と話していた。
 以前は、赤いもみじをシンプルに飾ったものが多かったが、最近では、色とりどりの押し花も多く使われ、ゴージャス感が増したワックスボウルを作り、会場で幻想的な灯を演出し、多くの来場者にロマンチックな灯りを印象づけている。
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 同会は、1日で30個を完成させ、4日目となる今日で約120個を完成。同会の担当する会場で飾るワックスボウル約200個も製作。年内は、19日(水)と20日(木)にも作業を行う。その後は、市立小樽美術館(色内1)1階守衛室に会場を移して、1月中旬から作業を再開する予定。
 同会・佐々木清志会長は、「みんなで楽しく賑やかに製作している。用事よりも作業を優先して、気合を入れて頑張っている。雪あかりの路が順調にできるのも、ボランティアの皆さんに支えられているお陰」と話した。
 小樽雪あかりの路HP
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