日露観光セミナー 交流と北海道PRを報告!


 昨年12月1日(土)~9日(日)に渡航し、ロシアのサンクトペテルブルクで観光セミナーを開催した、同国立大学卒業のロシア語とバレエ講師の高橋匠美氏と、小樽商科大学研究員の高野宏康氏が、1月24日(木)13:30から市役所(花園2)市長室で、帰国の報告を行った。
 同セミナーは、「日露交流の礎となる観光における人材交流・育成事業」で、主に学生を対象に、将来日本を訪問したい人・ビジネスや観光に興味のある人などに、日本文化の魅力をロシア語でプレゼンテーション。札幌・小樽・函館の魅力についても紹介した。旅先で使える日本語会話レッスンや、茶と菓子を振る舞う茶会、日本に興味のある留学希望学生への相談会を開いた。
kankoutour.jpg はこだて未来大学メタ学習センター准教授・辻義人氏、ウラジオストクに留学経験のある小樽商大4年の山保直之さんも同行した。
 初日は、サンクトペテルブルクのメディアセンターで、日本文化&観光セミナーを開催したところ、注目度が高く、ロシアのテレビ局の取材でニュース放送された。◎ニュース映像
 また、映画監督や写真家を育成するサンクトペテルブルク映画テレビ大学でも、同セミナーを開催。高橋氏の知人で同大のユーリ・カルギナ教授の協力で、ロシアでの新番組の撮影を同大で行った。
 参加した学生などは、日本をほとんど知らなかったが、参加後は、日本に興味を持ち、訪れてみたいと話していたという。
 迫俊哉市長は、「小樽とサンクトペテルブルクとの交流に大きな役割を果たし、小樽と北海道が一緒にPRした。新千歳とウラジオストクとの直行便運航もきっかとなり、交流を促進し可能性が広がる」と期待した。
 高橋氏は、「小樽を全く知らない人が多く、誰も日本に来たことがない人ばかりだったが、興味を持ってくれた。小樽とサンクトペテルブルクが繋がる第一歩となればと思う。また、ロシアの素晴らしい芸術を小樽に伝えるために、ロシアの文化をPRする機会を作るなど、文化の発展のためにもプロジェクトを企画中」と意欲を語った。
 商大生が履修する本気プロ(小樽の活性化を本気で考えるプロジェクト)では、1月から、「ロシアとの交流による小樽の活性化」チームがスタートする予定。
 関連記事