にしん群来祭り!令和元年日本遺産特別企画


第11回おたる祝津にしん群来祭り(山岸篤史実行委員長)が、6月1日(土)・2日(日)の両日、祝津前浜広場(祝津3)で開催される。
昨年5月に日本遺産に追加認定された小樽市の構成文化財に、にしん祭りの地元である祝津の高島岬(日和山)も含まれていることを受け、日本遺産を記念した特別企画を用意。恒例の前浜で獲れたにしん1,000尾(各日500尾)を、今年も無料で提供する。
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祝津海鮮市場即売会では、特設テント内で、祝津産のカレイ・ウニ・ホタテなどの海鮮焼き、ホタテ汁、小樽水産加工品グランプリ受賞商品などを販売。移動販売車タルシェ号も初参加して、後志の美味しい物を販売する。
昨年大好評だった親子クルージング体験も引き続き開催。グラスボートに乗って祝津の海を海中探索する定員8名限定のAコースと、モーターボートに乗って同海でプチ釣り体験する定員6名限定のBコース。どちらも3歳以上が対象。
にしん漁で栄えた頃に、にしんを茹で油かすにして肥料を作るために使っていた、山中海岸に放置してあったにしん釜を利用した目玉企画「祝津前浜にしん釜露天風呂」を、小学生以下を対象に両日実施。
にしん釜は、直径130cm・重さ100kgもあると思われる大きな釜で、同じ場所で3つも見つかった。その1つを祝津前浜まで運び、風呂を再現する初企画。
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両日開催の祝津日本遺産めぐりツアーでは、茨木家中出張番屋から恵美須神社、旧白鳥家番屋、近江屋番屋、日和山灯台、小樽鰊御殿を巡る。事前申込が必要。
日和山灯台は、同祭りに合わせ、2日間10:00から15:00まで一般公開し、海上保安庁職員が対応する。
鰊御殿2階で、日本遺産「北前船寄港地・船主集落」認定記念講演を、北前船に詳しい余市水産博物館・浅野敏昭館長を講師に開き、「鰊漁と鰊番屋 そして北前船へ」をテーマに、これまで聞いたことのない内容を盛り込む予定。中出張番屋では「北前船とにしん」のパネル展を開く。
また、おたる水族館(祝津3)1階ニシン水槽前で、同館飼育員が、成長したにしんの生態などや給餌の解説を行う。
1日は、大漁祈願祭後にオープニングセレモニー。浜の石投げ選手権は、これまでまだ当った人がいないため、さらにブイを近づけ、大人の景品を5万円分の旅行券と奮発した。
2日は、プチ小樽群来丼付きでくじら塚などを巡る鰊漁場フットパス。ホテルノイシュロス小樽提供のコトリアードをはじめ、にしんバーガー、にしんプチランチも用意。小樽産塩数の子のつかみ取りは、500円で先着30名限定。14:00から開始する予定だ。
事前に申込みが必要な親子クルージング体験、鰊漁場フットパス、祝津日本遺産めぐりツアー、は、5月7日(火)から受付開始。
同実行委員会は、「小樽産のにしんを堪能し、祝津の名所の日和山へ足を運び、日本遺産をアピール。より祝津を知ってもらうイベントです」と、多くの来場を呼びかけた。問合せ:0134-26-6160
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