「銀鱗荘」通年営業へ新館増築工事!(2003/10/22)

 平磯岬の高台に建ち、石狩湾から小樽港・小樽市街を一望出来る景勝地にある高級旅館「銀鱗荘」が、通年営業に向けて、約4億円で新館を増築工事中だ。

 「銀鱗荘」(桜1-1)は、余市のニシン漁の大網元で豪商、猪俣安之丞邸を、1939年(昭和14年)に現在地に移築したもの。築100年を超える歴史的な建物で、北海道重要文化財100選にも選ばれている。

 平磯岬への移築を機に、料亭旅館としてオープン。その後、大規模な改修が行われ、外観や調度品も原型が保存されている。自家温泉も持ち、平磯温泉湯元として露天風呂やオリエンタル風大浴場もある。客室は本館と別館をあわせてわずか9室で、本館客室には、風呂とトイレがなく、木造特有の冬季間の寒さから、冬期間は休業し、4月中旬から11月中旬しか営業していなかった。

 新館は、本館の隣りに5階建てで建築中で、2階から4階に約100平方メートルの一般客室各2室と、5階の約200平方メートルの特別室の7室しかない。

 数寄屋造りで、各室には風呂とトイレが完備され、冬期間でも快適に過ごせるようになる。通年営業は、新館が完成する来年4月からになる。料金は現在と同じく1人一泊2食36,000円から100,000円の予定という。

 銀鱗荘ホームページ