市立病院特別委開く!小樽市議会6月定例会!(2006/6/23)

 開会中の小樽市議会6月定例会は、6月23日(金)13:00から、市立病院調査特別委員会(前田清貴委員長)を開き、付託されていた16の陳情を継続審査とすることを決めた。

 23日(金)の特別委員会の質疑では、共産党の古沢勝則委員が、「新市立病院について、特別委員会では全然議論されていない。議論されなかったのが問題」と質した。鈴木忠昭助役は、「特別委員会は平成11年から設置し、小樽市の考え方を示し、問題もずっと議論してきている。市民の声を聞いてきている。用地のこともベストではないがベターな用地だと話している。白紙に戻すことは出来ない」と答えた。

 自民党の小前真智子委員は、「市は民間の持つ力と協力することも大事だと思うが」と質問。市立小樽病院・鈴木隆病院長は、「私もそう思います。ひとつの病院で抱え込むのではなく地域連携が必要だと思います」と答えた。

 平成会の上野正之委員は、「新たに始める事業では良い方しか見えない。病院の専門家の意見を聞いた方が」と質問。鈴木助役は「優秀な専門家の意見を聞きたい」と答えた。

 公明党の高橋克幸委員は、「現在の病院を全面解体し新病院が完成するまで休院するのか、部分解体し少しずつやっていくのか」と質問。準備室は「休院すると約60億円の赤字が発生するため、診療を一時止めて建設するのは難しい。部分解体もない。新病院を建ててから移ることになる」と答えた。民主・市民連合の斉藤博行委員は、「基本設計の資料を見せても らいたい」と質問。「来月には概要版としてお示し出来るかと思う」と答えた。

 付託された「新市立病院新築計画建設候補地について」と「新小樽病院の現在地もしくは中心部への建設方について」の陳情など16件を採決し、共産党(2)が採択としたが、自民党(4)・公明党(2)・平成会(2)・民主・市民連合(1)が継続審査として閉会した。