“ヒルトン小樽”も民事再生法!


hilton.jpg 市内築港になる巨大ショッピングセンターのマイカル小樽にある、市内最大のホテル”ヒルトン小樽”は、16日札幌地裁に民事再生法を申請し、実質的な「倒産」状態に陥った。
 「ヒルトン小樽」(本社小樽・中村憲正社長)は、296室収容人員約700人を有する大型ホテル。1999年7月に開業したが、3年半で”倒産”状態に。
 これは、同ホテルの建設の初期費用約80億円が重荷となり、負債が年々膨らみ、累積赤字も10億円に上っていた。小樽ヒルトンはヒルトンインターナショナルに運営を委託し、営業を続け、稼働率も高かったが、初期投資が重荷となり、年々赤字が膨らんでいた。
 マイカル本社の破たん、マイカル小樽を運営する小樽ベイシティ開発(OBC)の再生法申請に次ぐ、ヒルトン小樽の民事再生法申請で、2003年の新年の小樽経済は、暗いニュースでの幕開けとなった。
 ヒルトン小樽は、今後も現体制で営業を継続していくことにしている。