多喜二の生誕100年展!

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takiji.jpg 小樽出身の文学者として、作家として、“整(伊藤整)と多喜二”と並び評される、小林多喜二の生誕100年を記念する“小林多喜二展”が、2月1日より市立小樽文学館(色内1-9)で始まった。
 小林多喜二は、1903年10月13日秋田県生まれで、4歳の時に小樽へ来た。今年はちょうど生誕100周年に当たる。小樽高商(現小樽商大)に学んだ多喜二は、小樽の街をこよなく愛した作家として知られる。「冬が近くなるとぼくはそのなつかしい国のことを考えて深い感動に捉えられている。そこには運河と倉庫と税関と桟橋がある。・・・赤い断層を処々に見せている階段のように山にせり上がっている街を、ぼくはどんなに愛しているか分からない」(多喜二が獄中から友人の妻に送った手紙の一部)
 小樽の街を愛した作家は、日本共産党に入党し、日本のプロレタリア運動とともに、社会の不合理の追求を鋭い筆で描いた。「蟹工船」「不在地主」などが代表作。当時の特高警察の思想弾圧に遭い、29歳の若さで拷問死した。優れたプロレタリア作家として名高い。
 文学館では所蔵する多喜二の貴重な資料や非業の死の直後にとったデスマスクなどを展示している。「生誕100年小林多喜二展」は、2月1日〜3月2日まで。9:00〜17:00。月曜休。入場料一般200円、小中学生50円。2月12日は祝日代休。写真は展示された拷問で虐殺された多喜二のデスマスク