双葉中で2次募集!双葉高で入学金・授業料を公立高と同額制度導入!


 中高一貫教育を目指し、今春から新設開校する双葉中学校は、1月に実施した入学試験で募集定員に達せず、2月14日から2次募集をする。また、双葉高等学校では、入学試験での総合成績で、上位50〜60人を公立高等学校並みの入学金・授業料しか徴収しない新制度の導入を決めた。
 今春開校する双葉中学校と、96年の歴史を持つ双葉高等学校を経営するのは、浄土真宗本願寺派の学校法人北海道龍谷学園(住之江1-3・片山晃英理事長)。
 同学園では、2月4日、双葉中学校の「生徒2次募集」と双葉高等学校の「公立学校授業料等特別同額制度」について発表した。
 これによると、新設の双葉中学校では、1月に募集した入学試験で、39名が入学手続きをしたが、定員80名には達しなかった。このため41名を2次募集し、2月21日(土)に試験を行う。出願期間は、2月14日(土)から18日(水)で、合格発表は2月23日(月)13:00。問合せ0134-31-5000双葉中学校入試係まで。
 また、双葉高等学校では、国・公立・難関私立大等への進学率向上のため、教育内容の転換を図り、今春(平成16年度)の入学選抜で、入学定員(280名)の20%程度(50〜60名)を、公立高等学校と入学金・授業料を同じにする「公立高等学校授業料等特別同額制度」を導入することを、2月4日の理事会で決定した。
 同校の平成16年度の入学金は150,000円で、授業料は月額23,600円で、これを公立校並みに入学金5,650円、授業料9,300円とする。1人当り公立校との差額315,950円の負担で、50名から60名の適用で、総額約1,600万から1,900万の収入がマイナスとなる。同時に、これまで徴収していた寄付金30,000円も、今春から廃止するという。
 同校では「少子化による生徒数の減少で、私学経営は厳しい状況だが、新制度の導入で、当校の意気込みを感じ取って欲しい。教育内容が問われることになるが、公立校に流れる生徒に歯止めをかけ、同じ土俵で勝負したい」としている。
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