女児の死亡事故訴訟、市控訴を断念!


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 小樽市の山田勝麿市長は、1月30日(金)9:30から、市役所内で臨時記者会見を開き、「2000年1月に起きた花園グリーンロードでの女児死亡事故の裁判」で、控訴しないことを発表した。
 事故は、2000年1月、市内花園の緑地帯「花園グリーンロード」で、当時7歳の女児が、雪山に埋まって死亡していた。当時、現場付近では市の除雪車が作業を行っており、女児の両親が、損害賠償を求める訴訟を起こしていた。
 26日に、札幌地裁小樽支部は、女児の死亡と市の除雪作業の因果関係を認め、市に約3,100万円の賠償の支払を命ずる判決が下っていた。この判決に対し、市は、今回控訴の断念を発表したもので、両親も控訴しないことにしているため、地裁判決が確定することになる。
 山田勝麿市長は、「当時わずか7歳の尊い生命が失われたという、痛ましい事故であること、事故後すでに4年を経過しても癒えることのない遺族の深い悲しみを考え、今後も長い年月をかけて、裁判で主張し続けることは避けるべきと判断し、控訴しないことにした」と述べ、「事故後、学校周辺の除雪につき再発防止策を取っており、今後も、事故防止の必要な措置を講じていく」とし、「本日より1週間ほど市役所を不在にするため、その前に、この件に決着を図っておきたいということから、臨時記者会見を開き、発表することにした」と語った。