街に響く除夜の鐘と静寂な元日の朝!


 大晦日の夜、小樽市内の梵鐘のある寺から除夜の鐘が街に響き渡った。108の鐘の音と共に行く年の一年を反省し、煩悩を取り除き、来る年の新年を清浄な心身で迎える、大晦日から新年にかけての寺院の行事。
 市内石山町にある浄応寺は、鐘楼から小樽の海を眺められる高台にあり、108の鐘が町にながれた。集まった人は、静かに手を合わせ、ゆっくりと鐘を突いていた。雪で白く埋まった庭で、順番を待つ人の息が白い。しんしんとした寒空に、鐘の音が響いていた。 

 元日の小樽の朝は、静かに明けた。市内の3大例大祭を行う、住吉神社、龍宮神社、水天宮の3神社の早朝は、参詣者を待ちながら、積もった雪の中で扉を開いていた。市内3大寺社の元日の朝の佇まいをご覧ください。