「新病院の規模再検討」会派代表質問で市長答弁!


  開会中の小樽市議会(中畑恒雄議長)は、3月7日(月)13:00から、会派代表質問を行った。この代表質問は、4日(金)の共産、自民に次ぐもので、公明、民主・市民連合の2氏が立った。(質問要旨参照)
sato.jpg動画1 公明党の佐藤利幸議員は、行財政問題や個人情報保護法、市民病院問題などを取り上げた。約200億円の巨費をかけて、市立小樽病院と小樽第二病院を統合新築する新市立病院問題で、「新病院建設に当っては、現在の市立病院が老朽化し、医師の退職や人件費の圧迫などで好転の兆しが見えない。ますます赤字幅が増え、一般会計からの繰入金が増大することは目に見えている。市長は軽々にゴーサインを出さないと思うが、当初から黒字化のために綿密な計画を立てねばならないが、計画に疑問がある。どのように考えているのか方向性を示して欲しい。過大な病院を造るのではなく、三分の一程度にしては」と質問。
yamada.jpg動画2 これに対し、市長は「見直しは検討課題であり、基本計画の精査を行い、最新の医療の状況を見ると、市内の病院とどのような機能分担が出来るかを含め、規模を検討してまいりたい」と、これまでの費用削減から規模の見直しへと、一歩踏み出した答弁を行った。
takei.jpg動画3 民主党・市民連合の武井義恵議員は、市長の政治姿勢や17年度予算議案、介護並びに高齢者対策などを取り上げた。市長の政治姿勢につては、「米海軍は空母キティホークを退役させ、原子力空母を充てることにしているが、小樽港に寄港要請があった場合、市長はどう対処するか」と問い、市長は「原子力空母の配備をするとの報道だが、キティホークの後継問題はまだ決定していない今の段階では、お答えする立場にないと考える」と答弁した。
 なお市議会は、8日(火)に9議員による一般質問が13:00から行われる。

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