旧板谷邸「海宝樓」で温泉掘削!


kaihoro.jpg 小樽市東雲町1丁目にある旧板谷宮吉邸を観光施設として再利用している「海宝樓」で、温泉掘削工事が始まっている。
 4月26日からオープンした「海宝樓」は、小樽が生んだ海運王・板谷商船の創立者・板谷宮吉氏の邸宅だったものを、レストラン・入浴施設として一般公開した。
 5月のGW中には、一般公開を知って訪れる人も多くなっていた。しかし、入浴施設は沸かし湯で温泉が出ないため、GWが終わったため温泉掘削が開始された。
 掘削のための30mのヤグラが邸内に建てられ、先週から掘削を始めた。急傾斜地のため、掘削では水を流すことが出来ず、水は薬剤を入れて循環して使用しているという。1300mまで掘削する予定で、工事期間は2カ月。7月には掘り当てたいと作業が続く。
 温泉掘削は1m当たり、一時期は10万円と言われていたが、現在は石油掘削会社などの参入もあり、競争が激しく、1m3万まで低下しているという。

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